先日の雨の朝のことだった。ブロック塀の上に数㌢ほどの人形が立っている。キティちゃんだ、こういうことには疎いが一目で分かった。ここからは推測。我が家のブッロク塀の傍にキティちゃんが落ちていた。親切な人が、落とした人のためにと、我が家のブロック塀に置いた。女児の落とし物だろうとかと思う。
どこからでも見えるように電柱の陰から移動させた。帽子に紐を通せるような細工がある。紐がほどけたか切れて落ちたのだろう、これも落とし物を見てからの推測。落としたことを気づいていないのか、捜すのをあきらめたのか、また買えばいいと思っているのだろうか、初めて手にした人形を見ながら推測する。
我が家は、民家が連なる裏通りの小さな辻の角に建っている。西と北側が道路で交通量は結構多い。最近、レジ袋は少なくなったが菓子の包装がよく捨てられている。誰が捨てるか分からないが、気づけば拾って燃えないゴミで処理している。人形は初めてのことだ。キティちゃんは「擬人化された 明るくて 優しい女のコ」という。
梅雨ではあるが熱中症への注意や対策が繰り返し放送され、救急搬送される人も多い。そんな暑さのなか、キティちゃんは塀の上に立ったまま身動きせず、迎えを待っている。今年は誕生から50年という、そろそろ対策をしてあげなければいけないかと思うが、落とし物で人様の物だが、紐をつけて机の傍に保護としておこう。
(今日の575) キティちゃんお鼻とお口どっちなの