
7月の末だった。庭の硬い土を破って、去年の撤去時に落ちたであろう朝顔の種からの双葉の芽が顔を出した。今夏は朝顔を植えなかったので大事にしようと畑に移植した。1本だけでどうなるか心配したが、弦が伸びはじめ、白い花が咲き始めた。伸びすぎは困るので柵の2㍍ほどの高さで弦の先端をちょん切って伸びを止めた。
今朝、下方にはまだいくつものつぼみがあるがその柵の最先端に1輪咲いた。私の身長からは少し見上げる位置になる。猛暑予報の真っ青な秋空を背景にするとなかなか見ごたえがある。根性のある朝顔に見える。トップにトップで咲いたその心境を聞いてみたいと思いながら、政治の世界のトップ選挙を思いついた。
総裁選挙中で報道はこれ一色。同じ思想の温床からの候補者なので、発言に多少の差異はあるがつくり上げる姿は似ている。総裁とは党を総括しとりさばく役になる。現行では、総裁選に勝てば次の日本国内閣総理大臣となり国のトップになる。専門家の予想はあれこれ出ているが、総裁選に投票権のある人は、「次の選挙の顔」でなく「次の内閣総理大臣にふさわしい人」を選んで欲しい。
総裁選に比べ報道の取り扱いは地味だが、もうひとつ党の代表選挙が行われている。代表は党の意思を外部に表示することが重要な役で、来る選挙に勝利するための重大な任を担うもので、おろそかな選挙をしてはならない。県を預かるトップのある姿に全国の注目が集まる。朝顔は自力でトップに咲いた、さて政治の世界も裏技のない自力でトップを勝ち取って欲しい。
(今日の575) 先頭に立てたい人に投票を