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この夏は不思議な初経験を複数回経験した。「熱中症?の子スズメ元気に」「飛べないセミ」そして「子猫の悪戯」、これから先、何事もなく過ぎて欲しいのだが、それは神のみぞ知るところ。気を引き締めて過ごしていく。
子猫の悪戯で折れれたリコリス、妻が「ここまで頑張ってせっかく芽を出したのに可哀そう」、そう言って折られた全部をグラスに活け流しの前に置いた。仏花ならつぼみもやがて開花することは経験しており、仏花以外でもお目にかかっている。咲いたリコリスは切り花にしたことはあるが、折れたのは無理だろう、妻のしたことを眺めていた。
ところが、グラスの中で花芽が次第に伸び膨らむ。もしやと思ううち花芽が広がり次第にリコリスらしくなり、ついに花姿になった。花は小ぶりだが、コップの中で一斉に咲いた。折れていとおしかった姿に生命力がよみがえり、喜ばせてくれる。自然の強い治癒力を感じる。
野良さん防御柵の効果か、その後の被害はなく、今朝は一斉に列をなして咲いた。こう咲きそろうと一日も長く持ってくれと自我がでる。短い花の生涯が終わると続けて来秋の開花に向けての準備が始まる。こうしてみると休む間もなく子孫を繋ぐ営みをしている。
(今日の575) グラスでも咲いて見せますわが容姿