日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

掘りコタツ

2025年01月27日 | 回想

 今夜から冷え込むという。明日朝には市街地でも2㌢の積雪が予想されている。夏には熱中症予防、冬は凍死予防でエアコンの使用が勧められる。諸物価高騰にあわせ国の補助も途絶え光熱料も高くなっているが簡便なエアコンは欠かせない。室内暖房のストーブ時代が懐かしい。

 日曜日夜のTVの「ポツンと一軒家」をよく観る。一軒家で自然と共生される生活への工夫や人生観に家族関係など毎回有意義な番組と思っている。そんな一軒家でよく登場するのが五右衛門風呂、薪ストーブ、掘りこたつ、いろりなどどれも寒い時期には欠かせないものが残っており、現実に利用されている様子が映像紹介される。その中で掘りコタツは懐かしい。

 父は60年前に建てた家に掘りコタツを設けた。冬になると丸い練炭一つで一日中足を入れれば暖かく過ごせた。3交替の夜勤を終え帰宅した冬場、睡眠には欠かせない暖房だった。ストーブ用燃料の高騰対策としては掘りコタツは1番と思うが、練炭があるだろうか。練炭には怖さがある、それは一酸化炭素中毒、これは死に至るので注意は欠かせない。

 練炭の代わりに風呂を沸かした残り火を使ったこともあった。暖房に使用しない時期は、掛蒲団などを除いて台はテーブル代わりになった。足が下ろせ、畳の部屋しかない我が家でくつろげる場所だった。30年前に自分で建てるときに掘りコタツのイメージは全く起きなかったのに、今になって懐かしいのは歳のせいかも。

 (今日の575) 掘りコタツ蜜柑をおいて冬ごもり
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする