学校でいえば登校拒否の生徒さんになるかもしれないほど休むでなく欠席していた陶芸教室、今日7カ月ぶりに参加した。顔と名前を覚えてもらえていてほっとした。長欠でちょっと参加しずらい気もしたが、参加してよかった。施設の周りは緑から一転して茶色の景色に変わっており、時の過ぎていたことを改めて思う。
今日のテーマは「兜」。今から創作すれば端午の節句には十分間に合う。講師陣の試作兜が見本に置かれている。よく出来ている。これまでに何回か作り毎年その時期には飾っているが、久しぶりでもあり挑戦した。今回は簡単な用具が準備されていて、着手時の手間が省けた。作るうえでの課題は粘土500㌘で完成させる、これは初めてのこと、配分を考えながら進む。
7ヵ月ぶりの粘土、感触を思い出しながら丸めたり板状にしたり、作った部品を曲げたり巻き付けたり、兜らしく見せる工夫は各自の腕しだい。何度作っても思い描くようにはいかない、これが常態化している我が腕、それでも粘土の余りは飴玉くらいで課題は達成できた。メンバーの出来栄えは写真の通り、次回は色付け、これも悩みだ。
「世界で一つだけの作品を作ろう」と誘われて十数年になるが、誘ってくれた人は3年ほど目に他界、進歩しないなあ、と眺めておられるだろう。確かに作った作品は世界で一つしかない、上手い誘い文句だったと作った物を見ながら思う。高齢者ばかりで遠慮の無い同好会、長く続いて欲しい。
(今日の575) 思うよう作れないのは土のせい