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道沿いの家の庭でよく見かけるようになった皇帝ダリア。本名は木立ダリアというそうだ。見かけるそれは数メートルの高さのものもある。高いところから見下ろすような姿から皇帝と名付けられたという。
落葉した木々が寒々として見えるこの頃、高くに大輪の花を戴き、晴れた晩秋の空にそびえ立つように見える姿は皇帝という名に相応しいかも知れない。
この花は「育てるのは簡単だが、風に弱いのでしっかりした添え木などの対策が必要です」と聞いたことを思い出し、「将来は人間国宝になる人物だ」と自ら言ったという歌舞役者と重なった。酒を介してとはいえ、周囲の支えをなくしたときのけつまずきから始まったようだ。
皇帝の花も支えがあって「こそ」その姿を仰ぎ見られている。ある結婚披露宴で新郎の上司が「こそ、の2文字の付けどころ」として「君だからこそ」「あなただからこそ」という支えあい思いあう気持ちを大切に、という祝辞を贈られた。良い言葉だと思った。
霜には弱いという皇帝ダリア、いつまで楽しませてくれるのだろうか。お客様あればこそ、そんな初心に返ってほしい。
(写真:名の通り見下ろすように咲く皇帝ダリア)
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