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「食べる~」と届けられたのは大根の間引き菜。割り箸より細い大根へ湿った土が付いている。葉には夜半の雨滴がそのまま残っている。新鮮さ丸出しという姿だ。大根の間引き菜、炒めても焚いても漬けても好きだ。
酷暑・猛暑といわれた異常な夏の影響で野菜の高騰が大きな話題になった。秋が深まるにつれ高値の話題を忘れスパーでは鍋物用の野菜を選んでいる。そうした商品の中へは加えられない間引き菜だが、葉物としては貴重品だ。
間引き菜は、野菜などを十分に育てるため、苗と苗の間のそれを抜いて間を広くする、そのために抜き取った菜のことをいう。このような間をすかすために間引き取った菜を「撮(つま)み菜」とも呼ぶそうだ。
農家の人は少しの無駄も生じないように、工夫を凝らしながら大きく育つようにこまめに畑に通う。畑の作物はその足音を聞いて育つという。作る者と作られる物の共生がそこに伺える。
野菜だけではないがその摂取不足を補ういうサプリメント、TV-CMではその補遺品の絶大な効果がPRされている。目の前の間引き菜を手にすると、そんな補遺品にはない青いにおいがなんともいえない。
家庭菜園を趣味にする人が多い。それは生活の潤滑油になるという。秋野菜の季節、ミニ農業体験者の畑にはなにが育っているのだろうか。今日から霜月、青物をしっかり摂って風邪の襲来に備えよう。
(写真:瑞々しい大根の間引き菜)
なるべく間引き作業を少なくする方法を
実施してるのだが 発芽後の幼苗時に
成長を争って延びる力が不足するらしい・・
その争いから勝ち残った野菜が逞しく成長して
我らの食卓で調理される。
少子高齢者・労働力不足の中で北海道農業の
間引き作業は難しい作業だ。
広大な北海道の農地では見られない間引き菜でしょう。これが大好きで、飯が1杯進みます。