異常な暑さは酷暑や猛暑と呼ばれ、暑さを言い現すのに熱い表現も多く出会った。そんな異常気象ではあったが庭のリコリスは元気に咲き、年金生活の高齢夫婦に潤いを残してくれた。先日、今年の最後の1本が咲き終わった。
芽が覗き、さぁ伸びるぞ、というところで野良さんの乱入で十数本が折られた。家内がコップに入れ、毎朝水を変え、茎を洗って活かした。よく応えてくれて、花は少し小ぶりだったが、色は土植えと同じ、生け花のようにコップ生活を過ごしてくれた。コップの中で咲けるかと心配したが、自然の生命力に癒された。
何度も載せたが花の咲くとき葉はなく、葉の茂る時に花はない。葉は花のために養分を球根に送り勤めを終える。球根は葉の働きをきちんと活かし花を咲かせる。相思花の所以というが、葉は母のような働きをする。今、夫婦別姓が総裁選でも論じられているが、リコリスならどう答えるだろうか。
リコリスの花言葉は「独立」「情熱」。「独立」は、一枚も葉もつけず、一本の茎のみでまっすぐ花をつける姿に誇らしさや強さを感じたことが由来という。「情熱」は、赤いリコリスが燃える炎を連想させることにちなんでついた。赤いリコリスの花言葉は「情熱」「再会」です。「再会」には、先祖様や大切な人が帰ってくるとされる秋の彼岸に咲くことにちなんでついたという。彼岸のころに相応しい。
(今日の575) 熱暑にもかまわず咲いて有難う
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