日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

それぞれの春

2016年03月17日 | 自然 季節


 昨日は公立高校の合格発表が行われた。公道から校門に通じる坂道はちょっとした渋滞発生、その合間を縫って発表を見に行く中学生が連れだって上っていく。笑顔で降りてくる生徒の手には案内らしき物を持ち、こちらも連れだって横断歩道を渡っていく。柳井市近郊の中学校名の入った鞄を持っている生徒を見かけた。今春の入学から学区制が廃止され、どの高校でも受験できるようになったことを思い出した。15の春、思い出を大事にして欲しい。

 ローカルニュースで、県内企業で高卒新入社員の入社式の様子を放送していた。夢と希望と少しの不安が入り混じったその顔、現役のころ繰り返し見てきた姿と重複し、彼らを頼もしくもあり、その将来への責任を感じたことを思い出す。ふと、入社は4月からに、という厳しくはないが職安の要請を受け、一日も早い戦力化のためと折衝したこともあったことも思い出した。今は中堅いやそれ以上に育っているだろう。18の心意気、いつまでも保って欲しい。

 離れて住む孫は春から高校3年、これまで以上に進学への備えが厳しさを増す。最近は学業中心の生活で「忙しい毎日を送っています」嫁からメールが届いた。きちんとやってきた帰省もここ数年は見送ることが定常化、そんなことで元気に頑張っていると安堵するのはじじのひいき目だろうか。いつのまにか母親の背丈を越すほどに成長した。17の今を大事にと静かににエールを送る。

 明日は母校でもある近くの小学校の卒業式、正しくは卒業証書授与式で1週間後は修了式が待っている。それぞれがそれぞれの思いを持って巣立ってく。今日は雲も少なくすっきりした日和で彼岸の入り。彼岸のかなたで子孫の姿を見つめる先祖に12の今を誇って欲しい。
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