日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

花は夜ひらく

2015年09月02日 | 自然 季節
 
 開く。閉じているものが開け放たれる、つぼみがほころぶ、幸運になる、身をかわしてよける、滞りがとれて晴れ晴れする、間隔があく、差がつくなどその使われ方は身近な日々の生活の中にある。しかし、改まって「貴方の幸運はいつ開く」と問われたら、藤圭子なら「夢は夜ひらく」と答えるかもしれないが自分のことは即答できない。

 数日前、貰った球根から彼岸花が咲いた、と載せた。これまで、誘われて彼岸花を写しに行ったことはあるし、偶然だが彼岸花祭りという催しに出くわしたこともある。彼岸花を求めて撮影する知人は蒸気機関車と彼岸花の構図を描いている。それほど頑丈そうには見えない背丈は30センチ余りの花茎の先に大きな赤い花をつける。群生しているところでは赤絨毯を敷いた感じだ。

 どこで見ても赤く咲いているのを眺めたり撮るだけで、いつ花開くのかなど関心を持ったことはなかった。庭に咲いてもそれは同じだった。が、水やりなどしているうちに花開くのは夜だと分かった。夕方の水やりでは咲いていないつぼみが、朝カーテンを開けると咲いている、これが何日か続いた。ということで、冒頭の藤圭子を思い出した。

 アサガオは夜明けに咲く、これは自分の目で確認している。読み物を見ると、花の開花や閉花で時刻の分かる時計があるという。例えばムラサキツユクサは午前5時10分に開花し12時25分に閉花する。その理由は花が持つ体内時計にあるという。睡蓮は午後の早い時間に閉花するという。出荷時期は過ぎたが何となく睡蓮に似ているハスの花はいつ開くのだろう。
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