日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

のどか

2011年11月20日 | 生活・ニュース
           

季節外れの雨があがった。雨に洗われたかのような真っ青な空、風は少し強いが日ざしがあり寒くはない。近くの小学校の運動場、風の曲にのってくるくる、かさかさと落れ葉が舞っている。運動場という広い舞台をさえぎるものは何もない。

舞い終わった枯葉が舞台の隅で小山のようにたまっている。それは役を終え静かに何かを待っているようで、先ほどまでの闊達さはない。時々、次に役を終えてやって来た仲間に驚いたように少しだけ動く。

スポーツクラブの子どもたちが来た。子どもたちの声に風の曲は消され、落ち葉たちは舞台をそちらへ譲る。青と黄と赤、秋ここにありと誇るような色のコントラストが走る子どもらを見下ろしている。

のどかな休日の運動場。突然、散歩中の子犬が子どもらの輪に向かって走り始めた。それを追っかける飼い主の走り、その何ともいえない慌てぶりにおかしさを感じ舞台の緊張が緩んだ。小春日和のような昼下がりだった。

(写真:美しい晩秋のコントラスト)
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季節外れ

2011年11月19日 | 自然 季節
           

「季節外れの降雨量になります」という予報どおり、市内でも90から100ミリほどの雨量が記録された。例年だと11月の平均降雨量は70から100ミリという。一日半で1カ月分の雨量がもたらされた。紅葉にいい効果が出てくれるといいのだが。

散歩する道そばの1本の大きな枯れ木が気になる。木の名前は分からないが、葉の色が茶色に変わりその色が増していく。そうした枝の先端の方には白くなった枯れ葉も見える。周囲の木々には枯れた様子は見られない。落葉樹なら付近に枯葉が落ちていてもよさそうだが、さほどでもない。

病気、虫、それとも寿命、水不足は付近の状況からして考えられない。見上げては通るが何も出来ない。何年も見ているが気づいたのは初めて。自然のままに過ぎていくのだろうか。寒さが増すとこの道を歩くのは避ける。見届けられないがどう変わるか、暖かい日ざしの日には回ってみよう。

2、3年前までは、この木の下のゲートボール場では「カーン」という乾いた音が聞こえていた。グランドゴルフへ転換されたのか、そこは草の原に変わり、今はそれも秋色になっている。乾いた音が聞こえなくなり木もさびしくなったのだろう。これも自然の流れか。

(写真:葉が茶色に変わり気になっている木)
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印籠通さぬ視聴率

2011年11月18日 | 生活・ニュース
           

天下の副将軍がちりめん問屋のご隠居となって諸国を漫遊し、勧善懲悪で見る者をスカッとさせる。決まった時間に印籠が出されるというパターンなのに、悪代官や越後屋のしょげぶりを見て安堵するのは何故だろう。

40年以上に渡って親しまれてきたその黄門ドラマが今年の12月で終わるという。いかに天下のご隠居といえども視聴率という関所は通り切れなかったようだ。平日の番組から時代劇がすべて消えるという。一つの時代の終わりなのだろうか。

テレビはデジタル化で番組が増えた。「出演者だけが楽しんでいるようなクイズやバラエティーが目につく」という批評がコラムに載っている。「ゴールデンタイムに知識や教養という要素が消えていく」と嘆く声を聞いた。その人は孫と一緒に黄門ドラマを見ているそうだ。

スポンサーにお願いしたい。黄門様も通れない視聴率という厚い壁はあるが、家族がそろって見れるような、そして社会モラルが向上するような内容の番組提供社になって欲しい。企業のイメージはきっと上昇する。

(写真:黄門さまの声が聞こえてきそうな武家作り)
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新聞の大切さ再認識

2011年11月17日 | エッセイサロン
2011年11月17日 中国新聞「広場」掲載

 2週間と少し入院生活を送った。この間、新聞もテレビも見ないまま過ごしたが、特に不便を感じることはなかった。

 入院中の新聞に目を通した。欧州を中心とする金融不安と連鎖する円高に株安、環太平洋連携協定(TPP)など国の経済、将来を左右する文字が次々と目に入る。

 そんな中、周南市八代の餌場でくつろぐ「冬の使者ナベヅル」の写真にはほっとさせられた。

 遅ればせながら多様な報道をベージをめくるだけで知ることができた。

 情報としての総合力や資料としての新聞の力をあらためて思い知った。速報性はネットに任せても詳報は新聞という自分流スタンスに納得をした。

 新聞は膨大な情報を整理し、載せられた記事には、詳細な内容と掘り下げられた分析が備わっている。

 読者はそこから社会を知り、考え、そして動かす力に変えるものを学び取る。紙面をじっくり見ながら情報の大切さを思い、新聞への期待を膨らませた。 

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生きタイ

2011年11月16日 | 生活・ニュース
           

近所の方から鯛を貰った。「今朝、親元の兄が仕掛けた網に入っていたので」と届いたばかりのもの。これほどの大きさを買ったことはないし、これからも買うことはないと測ってみた。全長50センチある。重さは我が家の台所用では計りきれない。

夫婦二人では食べ切れない。新鮮なうちにお裾わけ、と魚のさばける人の家へ氷を詰めたハッポースチロールの箱に入れ直行。すでに包丁を出して待っていてもらった。

検体をするかのように鯛を見ている。尻尾の付け根の付近にある切り傷を指し、さばき始めた。訳を聞くと「この切り傷と頭のところのシメて魚が硬直しないですんでいる」そう言いながら、持ち上げて振って見せる。確かに尻尾が揺れ「鯛調」は柔らかだ。硬くなっていない。

魚の小売店が無くなってひさしい。今は必要なとき必要なだけスーパーで買う。大方の場合手が加えられている。家事をする者には楽になっている。しかし、魚を美味しく食べてもらうために、店頭へ出されるまでには相当の工夫や経験が生かされているのだろう、包丁を使う手元を見ながら思っていた。

海で一生を過ごすのか、より大きな魚に食されるのか、人の食卓にのぼるのか、そんなことを思うと生きタイといっているようないい目つきをしている。

(写真:貰ったタイの大きさに驚き)
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今日の燃費

2011年11月15日 | 生活・ニュース
           

TPPという言葉が報道に載らない日はない。その取り扱いを巡り日本の農業をつぶす愚かなものという人たち、輸出国日本のために是非避けてはいけないという人たち、国を二分する課題になった。論戦を聞いていて、議論からどうあるべきかを決めるのでなく、先に賛否ありで、その主張だけのように思える。

それはさておき、日本のTPP加入へ米国の自動車業界が反対しているという小さな報道があった。彼らによって日本の自動車産業の技術の優秀さが改めて認められたことになるのだろう。各国ともにこうした個別の事情がありそうだ。どう解決されていくのだろう。

自動車はエコカーの時代になった、と言い切れそうだ。エコカーは電気モーターとガソリンエンジンを併用するハイブリッドカーや、電気自動車など、環境に優しい造りをしている車のことを総称して〝エコカー〟と呼ばれている。日本の技術は世界の先端を進んでおり、米国の自動車業界が敬遠することが素人にもわかる。

我が家のエコカー。今日の平均燃費は45.9km/lと出た。GSで満タンにし自宅までの3.7キロの走行、外気温は16度だった。国道の流れは数珠つなぎだったが速度は50キロあまり、4ヵ所の信号は全て青、と条件はよかった。ある条件下ではこのような値も出るということだろう。

ちなみにガソリン価格は十週週間値下がりしているとか。価格が下がり燃費よし、誰も異はとなえまい。

(写真:高燃費の記録にと撮っておいた表示)
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小さな紅葉

2011年11月14日 | 生活・ニュース
           

今朝、夜明け前、穏やかな風なのにその冷たさに思わず襟を合わせた。雲のない中天に昇っているいる17夜の月が何か寒そうに見えるのは気のせいだろうか。今朝の最低気温は9度そこそこ。午後2時過ぎに霜注意報でる。今夜も冷えそうだ。

吉香公園の紅葉谷の紅葉は始まったばかりという紅葉のたより。今朝のような冷え込みが続くと期待できそうだ。紅葉の始まるころ異常な季節外れの高い気温が続いた。それが今年の紅葉の美しさを邪魔しなければという写真好きな人の話し。写真のためにもぜひ輝くような紅葉を見せて欲しい。

道そばのモミジの木の下に無数に生えていた小さな苗を貰って帰って鉢に挿して3年くらいだろうだろうか。今年は色づいて、狭い庭でいま存在感を示している。その色合いがめだつようにちょっと移動させ、黄色を背景にして撮っておいた。

千両や十両、クロガネモチなどの実も色鮮やかになりつつある。やがて小鳥の餌になる小さな実たちも、それまでは目を楽しませてくれる。実をついばんだ小鳥たち、たまに珍しい種子を残してくれることがある。この冬はどうなるだろう。

(写真:小さなモミジの記念撮影)
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臨時の駐車場

2011年11月13日 | 地域


自家用車が身の回りに普及し始めたのは1970年前後(昭和40年代の半ばころ)から。3交代勤務でバスに乗り合わせる人数が減り始めるに合わせ、バスの便数も少なくなり通勤が不便になった。合わせるかのように会社の駐車場が広くなり始めた。

モータリゼーションは、国家・地域の枠において経済力・工業力が一定の水準に到達すると急速な進展を見せるという。道路の整備、大衆車の出現、燃料価格の低下など会社員でも車を使える環境になった。いきすぎた車社会への批判や運転する側のマナーの悪さなど指摘や反省を受けながらも、退潮の兆しはまだ薄い。

時が過ぎ、今はエコカーの時代になり、その技術開発と価格について各社が競い合いしのぎを削っている。車の増加につれ、駐車場の確保が車社会の普及に欠かせない条件となった。駐車スペースを明示しない戸建て住宅の広告は見なくなった。

ローカルでのイベントでは遠方からの人に来て欲しいが交通機関が不便。そこで欠かせないのが臨時駐車場。学校の運動場は勿論、休耕中の田畑、川原など少しでも広さがあれば空き地は駐車場に変わる。そこで地域の人が黄色の旗で慣れない誘導される。そこにイベントへの思い入れを感じることがある。

近所で10台近く常習的な夜間の路上駐車をしていた車が、ある日の夜から1台も見えなくなった。どのような処置をとられたのか知らないが、スッキリした道筋を街灯の明かりが照らしている。

(写真:近くで何かの催しがあるのか無料の臨時駐車場)

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青い空

2011年11月12日 | 自然 季節
           

最近は「よく降ります」と週末の雨ふりが挨拶の初めについていた。なにが狙われたのか週末になると天気が崩れ、イベントの関係者はやきもきされたことだろう。今日は久しぶり青い空が見られた。

現役のころ。冬の北陸への出張の朝、どんよりとした雲が見上げる空一面に広がっていた。重い気分を乗せて離陸した飛行機がその雲間に入る。重い気分をさらに膨らませ、不必要な不安さえ感じさせる。どこまで続くのだろう、と思っても窓外に見えるものはない。

突然、真っ青な空と白く輝く雲の絨毯が目に入った。まぶしい。雲間を昇りきった機体が水平に変わった。小型のプロペラ機の客は満席でも20人余り、それでもシートベルト着用のランプが消えると機内の空気が何か軽くなったように感じる。左手に大山の雄姿が見える。

青い空が嫌いな人はまずいないだろう。気分も体調もよく感じる。ぐずついた日和の後の青空は貴重な洗濯日。信号待ちで見えたベランダの干し物の数、にぎやかな家庭がそこに伺え思わず苦笑した。明日も青空という。

(写真:秋たけなわのような青空)
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つわぶき

2011年11月11日 | 自然 季節
           

「111111」です、いいことありますか、というお伺いのメール。言わずもながらの一部省略の洋暦で表した今日の日付。次の6桁表示は1000年後と思えばなにかいとおしくも見えないことはない。なにかいいことがあって欲しい。

3週間ぶりに車を運転した。エンジンを起動し足回りを確認、そのあと車庫で2、3度前進後進を繰り返しゲートを上げて道路へ。走り慣れている道もしばらくは少し緊張気味に運転する。運転を見極めていたかのように、どんよりしていた雲間から少し陽が差し始めた。スタートはよし。片道およそ15キロほど、普通に走行して帰宅した。

あちこちで「つわぶきの黄色い花」が咲いている。名前は「つや」のある葉から「つやぶき」といわれ、それが変化して「つわぶき」になった、そうだ。水をやると葉にかかったそれは丸まってすぐに流れ落ちる。まるで新しい番傘に降る雨のように。

我が家の小さな庭にも咲いた。日陰でもよく育ってくれるし手のかからな園芸植物と思う。そのせいか居住面積を少しずつ広げたいるようだ。10月から12月ごろまで咲く。観賞用のほか、茎は食用にまた葉や根茎は民間薬として利用されるとあるが、まだ、それを見たことはない。

今日はあの震災から8ヵ月。復旧復興への国の予算はどうにか決まりそう。決まったら素早く執行して震災地の復興を進めて欲しい。仮設住宅の防寒対策が行われているという。建設の時からなぜそれが考慮されていなかったのか、疑問に感じるが今となっては1日も早い完成を願うしかない。

(写真:蜂も寄って来たつわぶきの花)




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