a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

文化庁公演その9 『セチュアンの善人』

2007-12-03 23:38:56 | 旅公演
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日程の都合上午前開演のため、
前日は日曜日に全仕込み。
お弁当もなんなんで、
調理室を借りて、
カレーライスと、
マーボ豆腐と、
中華スープにしてみました。

生徒の有志が、
40人くらい手伝いに来てくれました。
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この子たちは、
ただ、手伝える子だけ来てね、
とお願いしただけで、
自主的に来てくれた子たち。

うれしいなぁ。
ということで、
急遽、ご飯を買い足し、
みんなで会食。
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この中学校が、宇和島市の三浦半島の最西端の中学校。
周囲の島にはもう中学校はなく、
月曜日の朝に船で来て、
金曜日の夕方に船で帰る、
寮生たちもいるのこと。

この船が往復4,000円かかるので、
なんとも仕方がない。
島のある、過疎の中学校。
目の前にきれいな海があり、
ロケーションは最高でありながら、
そういう不便な面を抱え持っている。
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でも、
担当の先生方の雰囲気もやわらかく、おおらか。
家庭科の先生は料理も手伝ってくれたし、
校長先生も休みだと言うのに覗きに来て、
なんだか楽しそう。

ホテルへの帰り道、先生に進められた水ヶ浦の段々畑を見学。
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日没直前だったので、
ゆっくり見れなかったけど、
登ってみると、不思議な感じだった。
でも、海もまた、絶景でした。

公演当日は、
本当に小さい子たちにはきつかっただろうな、と思う。
それでも、この町に、
こんなに大掛かりな芝居が来るなんてことはない、という。
その空間にいること、
共有しようと思ってくれたことが、嬉しい。

ちょっと(だいぶか?)背伸びした彼らにも、
何か印象に残ったものがあればいいな、と思う。

さて、
メインの中学生たち。
通行人役は少数精鋭だったが、
なかなかの演技派たちでした。
どうも、“貧しい町・セチュアン”というイメージがあるらしく、
その線で一貫していたようだ。
ちょっとワンと絡んだりしてね。

この日の合唱は、
ピアノの生伴奏だった。
光さんのファンだという音楽の先生で、
サラッとして感じの良い先生で、
ピアノもそんなさわやかな音だったと思う。
緊張しつつも、やはりナマには魅力があるとおもった。
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『八匹目の象』のうたは、
合唱クラブの子たち。
全校生徒120人弱のうち、30人ちょっとの子が入っている。
なかなかなハーモニー。
このうたを、こんなふうに聞くとは思わなかったな。
文化庁ならでは。

終演後、
学校側からのお願いで、
観客みんなと記念撮影。
2,3年生に手伝ってもらって、
バラシも早く終わりました。
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3年B組にはこんなことが書いてありました。
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体育館裏の岩肌に描かれていた絵。
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出発前、
学校前の海に学校のいかだがあって、
みんなで歩いたりした。

けっこうバランス崩しそうで、
こわかったよ。

残すところ、
あと、1ステージ。