a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

旅が終わって

2007-12-13 12:24:59 | 旅公演
長いと思っていたけど、
終わって、しばらくたつとあっという間だったと感じる。
楽しい時間というものは、
だいたいそういうものだと思う。
だとすると、
今回の旅は、あっという間だったのは、
それだけ充実したたびだったんだなぁ、と思う。

劇団というところは、
あいさつをするとき、
どんなときでも「おはようございます」
と言う。
いつ、何時に会っても、
その日、初めて会う人には、
「おはようございます」なのだ。
これがまた、
すぐに慣れるし、
違和感がない。

旅の公演中、
僕は、必ずミーティングの最初に「おはようございます」
と言ってから話を始めることにしている。
朝のあいさつの意味があるけど、
なんとなく“はじまり”のあいさつだから、
そこからはじめたい、と思ったりする体。

『セチュアンの善人』の芝居の中で、
シェンテが恋に落ちた翌朝、
「おはよう」と呼びかける。
恋に落ち、
新しく生まれ変わった自分で、
あいさつをする。
はじまりのあいさつだ。

今度の旅公演でも、
いろいろな人たちと出会うことができた。
特に、おっかなびっくりで始めた中学生との共演(?)。
思った以上におもしろく、
予想以上に新鮮でした。
来年2月にもう3ステージ、この公演が追加された。
この経験を生かして、
さらにおもしろい公演になればな、と思う

来年度は別の作品でこの事業に参加することが内定した。
なので、
このスタイルでの文化庁公演は、
あと3回のみ、になると思う。