a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

立ち稽古。

2008-08-22 10:58:37 | 旅公演
昨日から、
ち稽古が始まりました。
今回は2班あるダブルキャストの公演なんで、
なかなか稽古時間が長いです。
演出の重さんも、
粘る人”、なんで・・・。

パンフレットの編集も大詰めで、
今回のパンフレットも読み応えがあるものが出来そうです。
各地でいろんな活動をしている人たちからの文章を寄せていただきました。
編集部で昨日通して読んでみたのですが、
涙あり、笑いあり、
まさに「今を生きる」人たちの声が集まり、
やっぱりぼくらは良い芝居をつくっていかなきゃ、
と励まされています。
(原稿をお寄せくださった皆様、
ありがとうございました)

飛行機も、
飛んでました!!
うまく撮れたら次回アップしますね。

今日の飛行機


そうそう。
何度かお客様から聞かれている、
看板。
もちろん自作です。



『夜の空を翔ける』
2008年9月11日~17日
ブレヒトの芝居小屋

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キャンプに参加して

今回はじめてキャンプに参加して、新しく考えたことが沢山ありました。集団を作ることのよろこび。そして常に変化していく集団の持つ可能性についてなどです。
私たちは今回、宮沢賢治の童話『どんぐりと山猫』と『朝についての童話的構図』という2作品を朗読したのですが、聞いている子どもたちの集中力を強く感じました。自分自身の目でものを見ること、耳で聞くことの大切さを良く知っているのだなと思いました。
合評会でも率直で鋭い意見が沢山あり、すごく刺激を受けました。『どんぐりと山猫』についてはどんぐりたちが自分が1番だと主張しあうシーンについて「自分が1番だと言いたい気持ちは良くわかる。自分にもそういうところがある」という意見があったり、一郎について「どんぐりたちとは違う価値観をもっている」という指摘もありました。

また、アンサンブルの作品について「答えが出ないこともあるけど、自分自身でそれを創造するのが楽しい」という意見があり、さらに「自分の想像を人と話し合ってまた変わっていく」という意見もありました。そういった点で、作品を生み出す為に私たちアンサンブルの稽古場で行われていることと、作品を受けてかわさきおやこ劇場で行われていることのつながりを改めて感じました。
これから作品と向き合う時に、いつもその先に劇場という存在があるということ。そこでひたむきに取り組んでいる人たちがいることを感じて、創造の場に立ちたい。そんな風に思いました。

                     (Mi)