a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

有明海を望む

2010-10-05 02:11:39 | 旅公演
五島列島からうってかわって都会の雰囲気。
昨日の夜には、
有明海の珍味を食したが、
なかなかメンバーには合わなかったようでした。
味が濃い目だな、と。

そんなかんじで、
都会の学校。
大都市ではないけれど、
これまでの行程を考えてくると、
街だなぁ、と思った。

子どもたちも礼儀正しいのだが、
なんとなく、人数が多いこともあり、
クールな印象。

公演までには、
ぜひぜひ、元気に歌えるようになってほしい。
まだまだ時間はあるので、
焦らなくても大丈夫です。
担当の先生が、とてもしっかりしているので、
まったく心配していませんが。
こういう学校は、うまくいくはず。

そして、佐賀県を南下。
有明海沿岸を走る。
学校近くの道の駅鹿島から、
干潟を見る。


学校からも、一望できて、
昼過ぎに、良い気分になりました。

子どもたちもこの雰囲気そのままに無邪気さ全開。
屈託なく話しかけてきて、
研究生たちも伸び伸びワークショップをやっていました。


帰り道、下校中の子どもたちがまた元気で、
嬉しい気分で次の地へ移動しました。

五島列島へ。

2010-10-05 00:14:37 | 旅公演
壱岐島から博多に戻り、
翌日は、長崎に移動して、
ジェットフォイルに乗り込み、
いざ、上五島へ。

いくつかの島が連なってできている五島列島。
上五島と、下五島に大きくわかれる。
今回の公演地は、上五島の小学校。
教会と、
港の多い島。
最北端の灯台に行ってみました。


で、こちらが最南端の灯台。


どちらも、絶景。
とくに南の灯台に来た時には、
天気も良く、
下五島まで見渡せました。


島の過疎化は進んでおり、
ここもご多分にもれず。

低学年が高学年の半分、
というのも、偶然ではないだろう。

それでも、
低学年の子たちの元気な歌声が、
まったくそんな暗さを感じさせず、
見ていてほほ笑ましい限り。

公演当日には、
ぜひ、となりの小学校や、
島の皆さんに足を運んでほしいなぁ。

連泊したおかげで、
宿のめどもついたし、
ここも、愛着がわいた島でした。
余談ですが、
空いた時間に髪を切りました。
床屋のおじさんが、
16年前に若松大橋という橋ができて、
離島だった島が、陸続きになったことを、
微妙な気分で受け止めていました。
人を呼び込むための橋が、
人が出ていく橋となってしまったと…。

本州との直結なら話は別だが、
離島同士の直結は、
大きな島に呑みこまれていく。
これまでなら、泊まっていた客が、
日帰りで来てしまうという皮肉。
過疎化の波は、
まだまだ深刻だな、と感じました。