a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

暗い女……ではない。

2011-02-08 01:49:38 | 東京公演
『コミューンの日々』のジュヌヴィエーブ、
『コーカサスの白墨の輪』のグルシェ、
『恋愛恐怖病』の女、
『日本の気象』の田代信子…。

名瀬遙子は、
間違いなく、
タリさんに愛された女優の一人だ。
こう書くことが、ほんとは好きじゃないかもしれないけど。
でも、
本当のことだ。


勉強家で、
情熱的。
そして、演劇論を語ると、止まらない。
旅に行くと、
一升瓶の似合う女優でもある。

そんな彼女は、
時々、「これ調べたい……」と言って持ってくるのは、
時に冤罪事件のことであり、
時に柄谷行人のことであり、
時に九条の会のことであったりする。
そのたびに、ネットで検索するのだが、
おかげで勉強不足の僕の目を開かせてくれる。


今回は、“暗い女”。
一瞬なるほど、と思いつつ、
いやいや、まてまて、
彼女ほど、暗くない女はいないのでは、
と思う。
なんと言うか、
地に足をつけた、
強さを持っているからだろう。
そんな彼女の、“暗い女”。
アゴタ・クリストフの描く世界では、
もしかしたら……、そう稽古場で思ったのだ。


Ⓒ東京演劇アンサンブル/撮影:松浦範子
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

東京演劇アンサンブル:制作
日本劇団協議会:主催
次世代を担う演劇人育成公演
『道路』
アゴタ・クリストフ=作
堀茂樹=訳
三由寛子=演出

2011年
2月11日(金)19時
2月12日(土)14時
2月13日(日)14時
2月14日(月)休演
2月15日(火)20時
2月16日(水)19時
2月17日(木)19時
2月18日(金)19時
2月19日(土)14時
2月20日(日)14時

ブレヒトの芝居小屋
(西武新宿線・武蔵関駅下車徒歩7分)
全席自由

当日=3,500円
前売一般=3,000円
前売学生=2,000円

チケットのお申し込みは、劇団事務所かHPより
http://www.tee.co.jp/ticket-web.html

東京演劇アンサンブル
TEL:03-3920-5232
FAX:03-3920-4433
〒177-0051東京都練馬区関町北4-35-17
e-mail:akira@tee.co.jp

おどる女。

2011-02-08 01:26:53 | 東京公演
馬力があるんですよ。
ほんと、一言で言うと。
こういうこと、こういうとこで書いちゃまずいかな、
と思いつつ……、
飲んだら、さらにこの馬力が増すんですよ。


洪美玉が自己紹介の時に、
「本名が、ほんみお、です。」
なんておどけて言う時、
平凡な名前な僕は、ちょっとうらやましかったりする。

気は優しくて、
力持ち、
そのうえ美人で……、
とは、どこかのよしこちゃんが自画自賛してたけど、
彼女のイメージって、それに近いな。
むしろ、よしこちゃんより。


『セチュアンの善人』を観て、
劇団に入ってきたのはもう10年くらい前だろうか。
今では、ヤン・スンの母親役で、
『セチュアンの善人』の舞台に立っている。
それはもう、とても楽しそうに舞台に存在している。

『道路』では、
軽やかなステップで、
男を誘惑する踊る女。
力強さと、
軽やかさと、
ちょっとした色気……。
これまた、生き生きとくるくるしている彼女を見るのは、楽しい。
ほとんどセリフもないままに、
男をどこぞにつれてってしまうのだ。
その感じが、またほほえましいというか、
妖しいというか……。


そう言えば、
毎年年末の納会では、
夜も更けると、
ダンスタイムが始まるのだが、
その最初に踊るのは、
たいていが彼女だったりする。
なるほど、なるほど、
お酒を飲んで、楽しくなって、
音楽が流れてきたら、踊りたくなるじゃないか。
彼女が踊る女なのは、間違いないなぁ。

Ⓒ東京演劇アンサンブル/撮影:松浦範子
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東京演劇アンサンブル:制作
日本劇団協議会:主催
次世代を担う演劇人育成公演
『道路』
アゴタ・クリストフ=作
堀茂樹=訳
三由寛子=演出

2011年
2月11日(金)19時
2月12日(土)14時
2月13日(日)14時
2月14日(月)休演
2月15日(火)20時
2月16日(水)19時
2月17日(木)19時
2月18日(金)19時
2月19日(土)14時
2月20日(日)14時

ブレヒトの芝居小屋
(西武新宿線・武蔵関駅下車徒歩7分)
全席自由

当日=3,500円
前売一般=3,000円
前売学生=2,000円

チケットのお申し込みは、劇団事務所かHPより
http://www.tee.co.jp/ticket-web.html

東京演劇アンサンブル
TEL:03-3920-5232
FAX:03-3920-4433
〒177-0051東京都練馬区関町北4-35-17
e-mail:akira@tee.co.jp

佐々木さん。

2011-02-08 00:45:20 | 東京公演
佐々木さん。


僕が劇団に入って、
いちばん最初に泊りの先乗り(いわゆる、出張みたいなもの?)に一緒に行った人。
閑散期とはいえ、
東北の片田舎の温泉宿、
てっきり2人部屋かと思っていたら、
別の部屋だった。
「僕、いびきがすごいんで……」
とのことだった。
まさか、そうは言っても、
気を使ってもらったのかな、
と思っていたのですが、
とんでもない。
となりの部屋にいても、
聞こえてきました。
いびきというか、
なんと言うか、
ちょっと苦しそうな唸り声。
切ない感じというか……。
劇団って、いろんな人がいるなぁ、と思った。
まだまだ若き日の制作1年生のころの話。



その時のエピソードをもう1つ。
驚くほどご飯を食べるんです。
僕もまぁ、食べる方ですが、
夕食時に運ばれてきたおひつは二つ。
食べる人は二人。
ちょっと多いですよねぇ。
でも、
佐々木さん、食べちゃうんですよ。
ぺろりと。
人は見た目によらぬもの、ですね。

さて、
佐々木さんも久しぶりの本公演登場。
『日本の気象』以来になるかな?
比較的中堅・若手の多いこの公演班で、
ちょっとしたアクセントになっています。
そして、
舞台装置である“道路”を、歩かされています!!

最後になりますが、
佐々木さん、群馬県の前橋に住んでいます。
そう、稽古にはそこから通っているのです。
ああ、愛すべき大先輩。
走らないでいいから、
最後まで、元気に、一緒に歩きましょうね♪


Ⓒ東京演劇アンサンブル/撮影:松浦範子
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東京演劇アンサンブル:制作
日本劇団協議会:主催
次世代を担う演劇人育成公演
『道路』
アゴタ・クリストフ=作
堀茂樹=訳
三由寛子=演出

2011年
2月11日(金)19時
2月12日(土)14時
2月13日(日)14時
2月14日(月)休演
2月15日(火)20時
2月16日(水)19時
2月17日(木)19時
2月18日(金)19時
2月19日(土)14時
2月20日(日)14時

ブレヒトの芝居小屋
(西武新宿線・武蔵関駅下車徒歩7分)
全席自由

当日=3,500円
前売一般=3,000円
前売学生=2,000円

チケットのお申し込みは、劇団事務所かHPより
http://www.tee.co.jp/ticket-web.html

東京演劇アンサンブル
TEL:03-3920-5232
FAX:03-3920-4433
〒177-0051東京都練馬区関町北4-35-17
e-mail:akira@tee.co.jp