a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

2011年11月25日 新潟県佐渡市立東中学校・南中学校

2011-11-26 00:01:19 | 旅公演


前日の移動はハラハラものだった。
暴風雨の影響で、
朝から佐渡島行のフェリーの就航が微妙だったのだ。
もし、予定していた最終便に乗れなかったら、
翌朝1便と思っていたら、それはすでに予約で満車。
何とかトラックだけでも、と頼み込みつつ、港に向かう。
しかし、
何とかそれもぎりぎり回避。
担当の先生も電話の向こうでホッとしていました。
最悪は公演中止も考えていただけに、
ホッとしたのだが……それもつかの間、
波が荒く、まぁ、良く、フェリーが揺れました。
こんな揺れるフェリーでは、
ジェンガに限りますね……。




さて、公演当日は、
あられが時々降ってきたりしながらも、
会館での公演ということもあり、
体育館での寒さを感じないという利点だな、と思った。
一方では
この公演の魅力の、
体育館が劇場空間になる、
という子どもたちが驚くという醍醐味を失っていることも事実。
これは、これからの課題だと思ったり……。

このシリーズでは、3校目の中学校。
ちょっと大きめのホールで、
人数のバランスを考えると、
空いている客席がもったいない。
小学生も見に来てくれていたが、
それも少人数なので、
大ホールの前の方に固まって観劇、
という感じ。
2校合同ということもあり、
それぞれ特徴的ではあったが、
お互いに引きずられることなく、
振られた担当を、
きっちりとやってくれた。









さっきも書いたように、
会館での参加の仕方を、
もう少し考えたいなぁ、と思いました。
休憩なしで一気に、
という公演でしたが、
途中集中が切れちゃったかな、ということがあり、
その辺はもったいなかったかな。
これは、こちらとしても課題。
条件が難しい場合でも、
どのように気持ちを途切らせずに届かせるか、ということ。











バラシを手伝ってくれた子たちは、
とても楽しんでくれたようで、
いろいろと感想を聞かせてもらいました。
ジョヴァンニに対して、
ある親近感を持っているようでした。
それが良かったみたい。
それでまた、ホッとしたりして。
なんというか、
上がったり、下がったり、
気持ちの忙しい佐渡公演でした。





さ、明日はOFFです。
佐渡島を満喫しましょう。