a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

a letter from FUKUSHIMA ―富沢酒造のこと。

2013-03-10 10:52:44 | 東京公演


3月8日の『忘却のキス』終演後、
アフタートークで、
福島県双葉町にあった富沢酒造の富沢真理さんからお話をお伺いしました。

富沢酒造・白富士活

2011年3月11日から数日間の出来事。
避難の必要なしの情報や、
急な強制避難、
避難所での差別、
被ばくについて、
などなど、
富沢さんの、生きた言葉としてお聞きできました。

たくさんの報道で情報としては知っていても、
当事者からの声は、
何物をも凌駕する、そう思いました。
また、福島出身の演出の公家義徳との話ということもあり、
『忘却のキス』の感想も、
ぼくが考えてきたものと違う見方、感じ方をしていて、
新たに目が開かれる思いでした。

この日、
ブレヒトの芝居小屋に来られなかった方に、
少しでも知ってもらいたいと思い、
ご本人の許可を得て、アフタートークをアップしました。

後半部分は、
まだ発表できないこともありますので、
カットしております。

このお話は、
無数にある福島の“いま”のひとつです。

そのことを思い、
『忘却のキス』の千穐楽を迎えたいと思います。


http://youtu.be/-rLRXzS9ajM