a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

2013年12月16日  長門市立神田小学校

2013-12-17 09:44:35 | 旅公演


1週間あけて、追加公演。
こんなにすぐの追加公演ははじめて。
陸路の移動では、さすがに山口県は遠く、
大阪南港よりフェリー。
で、
新門司港から一路学校へ。
ワークショップ組も合流し、
翌日の午前開演に備え、
全仕込み。
イントレバージョンです。



小学生全校児童で24名。
海沿いの小さな学校、大きな体育館。
朝、学校に行くと、子どもたちが大はしゃぎで手を振ってくる。
俺は出ないけどね……。
入場してきたら、あっという間。
なので、たっぷり公演前のリハーサル。
のびのびしていて、元気でかわいい。
6年生は、ちょっと照れてたかな。





隣の小学校から6年生と、
ご近所の方々、保育園の子ども、
100人くらいかな。
開演の音楽が聴こえると、
静寂。
すごい集中力。
見逃さまいとして、舞台上の一挙手一投足に食い入るように見つめる。
演劇を見るのが初めての子たちばかり。
どう、反応していいのか、とか、
息をしてもいいのか、とか、
そんなこともわからなくなってるのでは?
と、つい思っちゃうような客席。
いい空間だ。





自分たちの出番もしっかり。
大きな声が出ていて、
みんな真剣。
祝祭性そのものが創出される。

2幕も緊張感が途切れることなく、最後まで。
一瞬、一瞬を見逃さないでいてくれた子どもたちの視線は、
とても暖かく、最後まで好奇心に満ちていた。



バラシをしていると、
給食を終えた子どもたちがパラパラと体育館にやってきた。
昼休みの時間中、結局ほとんど全校児童がお手伝いに。
こういう雰囲気は、どこから生まれるのか?
感じの良い、いい感じの校長先生からか、
学校の雰囲気なのか……。
気持ちの良い子どもたちだったな。



文化庁の巡回公演は、
ほんとに、なかなか自分たちの公演では実現できない、
尊い公演を経験させてくれている。


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東京演劇アンサンブル 第31回クリスマス公演
銀河鉄道の夜

作=宮沢賢治 脚本・演出=広渡常敏 音楽=林光

12月
23日(月・休) 15時
24日(火) 11時貸切/15時
25日(水) 19時
26日(木) 19時

前売一般=3800円
前売学生=3000円
当日=4500円

ブレヒトの芝居小屋
全席自由

チケットのお申し込みはこちらから
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