a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

五島列島へ。

2010-10-05 00:14:37 | 旅公演
壱岐島から博多に戻り、
翌日は、長崎に移動して、
ジェットフォイルに乗り込み、
いざ、上五島へ。

いくつかの島が連なってできている五島列島。
上五島と、下五島に大きくわかれる。
今回の公演地は、上五島の小学校。
教会と、
港の多い島。
最北端の灯台に行ってみました。


で、こちらが最南端の灯台。


どちらも、絶景。
とくに南の灯台に来た時には、
天気も良く、
下五島まで見渡せました。


島の過疎化は進んでおり、
ここもご多分にもれず。

低学年が高学年の半分、
というのも、偶然ではないだろう。

それでも、
低学年の子たちの元気な歌声が、
まったくそんな暗さを感じさせず、
見ていてほほ笑ましい限り。

公演当日には、
ぜひ、となりの小学校や、
島の皆さんに足を運んでほしいなぁ。

連泊したおかげで、
宿のめどもついたし、
ここも、愛着がわいた島でした。
余談ですが、
空いた時間に髪を切りました。
床屋のおじさんが、
16年前に若松大橋という橋ができて、
離島だった島が、陸続きになったことを、
微妙な気分で受け止めていました。
人を呼び込むための橋が、
人が出ていく橋となってしまったと…。

本州との直結なら話は別だが、
離島同士の直結は、
大きな島に呑みこまれていく。
これまでなら、泊まっていた客が、
日帰りで来てしまうという皮肉。
過疎化の波は、
まだまだ深刻だな、と感じました。


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