a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

北上市立和賀西小学校

2009-11-17 01:28:40 | 旅公演
ようやく、旅公演復帰という実感。
インフルエンザの影響で、
先週末の公演が延期になり、
何とも、重い気分の予期せぬ休みを過ごした。

劇団の旅公演をしているもう1班が、
またもインフルエンザによる中止ということを聞くと、
何とも苦い思いでいる旅班。
それを考えると、
今、公演ができることを大切にしなければと、
もう一つ引き締まる思いだった。

学校は、
市街から離れた片田舎。
文化庁公演に来たなぁ、という実感のわく雰囲気。
児童数も100人ちょっとと少なく、
舞台ににじり寄るように座っていた。

前日の仕込みの時から、
先生たちの雰囲気が良く、
その感じの良さが、
リハーサル、公演へと続いた感じ。

印象的だったのは、
雨のシーンがうまくいって、
それが見えた瞬間、
波のように驚きのひそひそ声が伝わってきて、
してやったり、という気分になる。

ほんとにわずかの一瞬の喜びのために、
芝居は多くの手間暇をかける、
ほんとに、そういう仕事だなぁ、とつくづく思う。
カッコつけて言うのではなく、
やっぱり見ている子どもたちの笑顔や、
心が動くということが、
この仕事の醍醐味だなぁ、と思う。

今日は、
月曜日ということもあり、
わさわさ電話がかかってきて、
(しかもあまり良い電話ではない…)
あんまり、きっちり芝居を観れなかったけど、
子どもたちや、
先生方の反応や、感想を聞くと、
充分な手ごたえを感じました。

余談だけど、
手伝ってくれた5年生の手際も良く、
そんなところにも、
妙な感心をしてしまった公演でした。


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