空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

パキスタン鉄道相が言及した懸賞金は個人的なもの

2012-09-23 19:49:31 | Newsメモ
 いくら個人的に出すから!といっても,やはり立場というものがある件。我々のような平教員でも,うかと外部の人に話さぬよう,とは注意されているのである―

BBC Anti-Islam film: Pakistan minister's bounty condemned 23 September 2012 Last updated at 00:07 GMT

 パキスタンの鉄道相Ghulam Ahmad Bilour氏が「私は,だれでもこの映画の作成者を殺した者に10万ドルを支払うであろう―もし誰か似たようなものを,将来,作ったら,その者の殺害者にも10万ドルを支払う」と―パキスタン全土で,関連した暴力騒擾で20名ほどが死んだこの金曜の,その次の日に語ったというのである。

 さらに曰く,「私はこれらの国々に要求するものだ,そりゃあ,表現の自由は存在するよ。しかし君たちは,我々の預言者を誹謗する人々に関する法律をつくるべきだ。もしそうしないなら,まあ未来はそりゃあ危険なものになろうが(I call upon these countries and say: Yes, freedom of expression is there, but you should make laws regarding people insulting our Prophet. And if you don't, then the future will be extremely dangerous)」

 …ほとんど脅迫じゃないか。さらにはこうした人物の殺害について,タリバンやアルカイダが助けてくれてもいいかもねー,と呼びかけさえしたそうで…アウトー。



 でまあ,内閣としては関係しません,と首相報道官が言明。問題の人物はPakistan People's Partyの所属ではなく,ANP野所属であって,首相としてはANP党首に対応を考えてくれというであろう,如何なる対応もあり得るが,現時点では彼は職に置くことにするという。

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