プントランドの爆弾テロ―氏族調停者死す

　木曜夜，プントランド，ガルカヨで爆弾事件。著名な実業家，氏族調停者Abdirisak "Ka Warkabe" Mohamed氏が重傷を負う。Hotel Guhaad近くに止めた彼の車を狙ったものと思われる：

Garowe Online Somalia: Explosions in Galkayo wounds clan peacemaker　Jun 19, 2008

　病院に収容されるものの，後，彼はこの傷がもとで死亡。彼が殺害されるに至った理由は，明言されていないが，内部情報によれば彼とAbdullahi Yusuf―ソマリア暫定政府大統領―との密接な関係が影響したであろうということ。

　プントランド警察は集中的に捜査を行い，爆弾を持っていた3名を逮捕した：

Somalia: Puntland police arrest 3 suspects carrying explosives　Jun 20, 2008

　今回の件は，暗殺と呼ぶべきでしょう。イラクのように，無辜の市民を大殺戮するよりある意味ましですが（暴力行使を一定程度制限／自制しているという点で），やはり暴力によって意志を通そうとする行動は非難されるべきです。

　それにしても，ろくろく給料もないまま治安活動を継続するプントランドの警官たちは，また大した者たちです。