空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

「平成」を口にするだけでいけないと、ガールズグループのメンバーが

2019-05-04 12:32:59 | Weblog
朝日新聞 TWICEサナさんの「平成」書き込み、韓国で一部批判 ソウル=神谷毅 2019年5月1日18時38分

韓国のガールズグループTWICEの日本人メンバーのサナさんが、インスタグラムに平成が終わったことの感想を投稿したところ、日韓などの間で論争が起きた

サナさんはグループの公式アカウントで30日、「平成生まれとして、平成が終わるのはどことなくさみしいけど、平成お疲れ様でした!!!」と日本語で投稿。これに対し、韓国語による書き込みで、「日本のグループと錯覚しているのではないか。歴史は終わったのではなく、現在進行形ということを分かってくれればいい」などと批判があった

 奇妙な話、指摘できる面白い点が二つ。
 ひとつは「日本のグループと錯覚しているのではないか」。平成・令和の区切りに言及するのは日本のグループにいればこそである、というわけだ。韓国のグループ所属であればそうはならない―という判断。
 いまひとつは「歴史は終わったのではなく、現在進行形ということを分かってくれればいい」、この「くれればいい」。その判定をするのはどなたの権限なのか、という点。

 日本人が、故国でなんかでっけえ祭りをしているなあ、ちょっと思うところがある、ということを表明することまで政治的にアウトなのだとすると、同様に、アメリカ人が、例えばどこかの駐屯地で7月4日を祝うことも政治的に不適切ということになる。どっちを免罪し、どっちを有罪とするか、その判断の権限はだれにあるのか。まあ、ヘゲモニー、解釈権の行使の話で理解できるな、と。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 北朝鮮:食糧不足で緊急援助... | トップ | 放射脳事案:キャベツの芽 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事