空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

みていた記事メモ(2016-02-25)

2016-02-25 23:31:30 | Newsメモ
BBC German police justify handling of migrant bus incident 20 Feb 2016

 文句言うなら警察の増員を認めろ、とでも言いたいところではある。
 流石に、難民のこの流入数に対して反対デモをしたくなるのも人情であり、まあ100人からのデモがバスを出迎えることも十分ありえることである。

 で、バスの中の子供が(彼の主観的には)不当な出迎えをうけてムカついて”挑発的なしぐさ”をするのも、まあありえることである。無論、出迎えのデモ側だってムカつくだろう。指一本を示すのは子供一人のムカつきだが、それを示すことでバスの外に100の怒りを発生させる。

 となれば、警察としては”速やかな業務執行”=バスの中の人員を施設に移送することのため、最低限の強制力を行使することであろう。具体的にはこの我慢のたりないガキをひっとらえて拘束し、速やかに屋内に叩き込む。

 …まあ、通常の業態から見て批判されるべき水準のことではあっても、緊急避難として止むをえざるところである、というのが警察の立場だろう。ただ、これが新常態になってはこまるので、批判されるのも正しい。

BBC China teenagers jailed in US over kidnapping and assault 18 Feb 2016

"What China could not sentence, the US can. In China you may have money and power, but you can't use that in the US," said one user on the microblogging network Weibo

 まあそういうことかな、と。

BBC Giant Shanghai slide sparks fear and satire on Chinese internet 15 Feb 2016

 ”五階建てのスライド”というから、どんな大幅株価下落が起こったのかと思えば、五階建ての高さの滑り台の話題である。それで皮肉げなコメントがとかあるから、株価下落についていっているのかと思えば、”一人用だってのは、安全性に問題なくね?””ナイフでも仕込まれたらやばくね?”とか、”ズボンが擦り切れるだろ!”とか。

 ともあれ、「杞憂」という言葉が発生する次第について実感できること、それが杞憂に留まらないかもと思える辺りの現代中国の安全事情と記事末尾にみられるemojiと言う語について学べるあたりが面白かった。

 e-Mojiなのか、と思ったら「絵文字」なんだな。

 それはそれとして、Weiboのアカウント名、長すぎないか。伝説の”あー、うー、セオウン…うん、あの、サウスコリアンシップ!”というのの気分が良く分かるくらいに長すぎないか。



 当方は未だに「朝鮮民主主義人民共和国、いわゆる北朝鮮」と枕詞を用いつつ朝鮮半島北部政権を呼ぶ程度に政治的中立性に気をつかっている―と主張するが、イラク・シリア方面でさんざっぱらやらかしてる集団に対する呼称は「イスラミック・ステート集団」「イスラミック・ステート(イスラム国)と称する集団」である。
 そのほか、「テロリスト」「ジハーディスト」、「全世界共通の敵と称してかまわない」「滅ぼされるべき」「流石のアルカイダもタリバンもドン引くレベルでアレ」という形容句を用いる。

 そうして、(流石にヤジーディの女性に対するアレコレまでは話せないとしても)女性に対する態度のありよう、周辺コミュニティから収奪・略奪せずには存続し得ない存在様態から、滅びを約束された・滅びざるを得ない存在と述べる。

 ―幼女爆弾のことを思えば、その評価は止むを得ないところと信じるが。

 あ、ふつーのムスリムについては「戦争の家」概念を用いて「大丈夫。海越えたら、神様、見てない(トンコツラーメンズルー)」をやりかねない連中ってことで。



 これは本当に尤もだなあと。
 昨日、たぶん30分で論文のネタをいっこ仕込んだが、この学術の泉っぷりは基礎的な実力あってのことである。

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