空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

Taliban and Pakistani PM are 'open to dialogue'

2013-11-01 23:12:51 | Newsメモ
BBC Pakistan-Taliban dialogue 'has started' - Nawaz Sharif 31 October 2013

 パキスタン首相はタリバンとの対話が始まったとコメント。これはロンドンを訪問中のことで,後,パキスタン大使館からも発表された。あくまで憲法の枠組み内で行われる者であるが,彼としてはもう無辜の人々が殺害されるのを座視するつもりはないのだとする。

 タリバン指導者Hakimullah Mehsudは10月初め,BBCに,自分は政府とのserious talksにオープンであるといったという。また,最近は民間人の多い場所でin public placesで攻撃を行っていないとも―アメリカとその友人たちを狙う事をやめはしないとはいうが。

 タリバンとしては,現在のところ,イスラマバードから直接のアプローチは受けていないとする。政府派遣団がtribal areasに赴いてはいないとか。

 ―しかし,「直接のアプローチは受けていない」云々は,あまり新しい情報ではないかもしれない。以下の記事にも同じ文が見られるからだ:

BBC Pakistan Taliban head Hakimullah Mehsud 'open to talks' 9 October 2013

 タリバン側としては,ドローン攻撃の停止を求める。メディアを通じて条件闘争する用意はないというのに,これは表に出てきている。
 それだけ効果的な作戦なんだろうが,付随被害も結構なものですからねー…。

 付随被害で他所を批判する資格はあまりないでしょうが,まあドローン攻撃が静まりでもしないと,30以上もの団体をおとなしく統御することは難しいかなとか思う。

 とは思うが,タリバンとしてはムスリムの生命財産を侵すようなことは今までしておらず,いま現に関係してもいないのだと主張していることはメモしておくのが公平というところか。まあinfidelsや「アメリカの友人」はターゲットなわけだが。

 で,条件はメディアでは言わないといいつつ,大枠二点は推定,ないし提示される。アメリカの(早期の)撤退と,パキスタンのイスラム化である。しかしアメリカが撤退しようと戦うとはいうのであって―彼らの主張は,彼らが考えるところの意味のイスラム化なのだというわけだ。

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