化学戦技術者Abu Malik死亡

BBC IS chemical weapons expert killed, says US military 30 January 2015 Last updated at 23:50

　かつてフセイン政権時に化学兵器技術者として務めていたAbu Malikなる人物が空爆で死亡した見込み。彼はISに化学兵器戦の訓練を提供していたとのこと。

　実際に使用したかどうかは証明できないにせよ、ISが化学兵器（塩素ガス）を使用したとの報告はしばしばあった、ということで―専門技術者の喪失は、さらに彼らの化学戦能力を減じることであろう、というわけ。

　…まあ、前線の兵士がめまい・吐き気を訴えた―というのは、『プロパガンダだろー』とか言おうと思えば言えますしね、一応。少なくとも、大量の在庫を持ってはいないだろう、というのは正しいのだろう。

AFP news　イスラム国の化学兵器専門家が空爆で死亡、米軍発表 2015年01月31日 11:34

　…日本語報道があった。

AFP news　OPCW、シリア塩素ガス攻撃で報告書 米「アサド政権関与の証拠」 2015年01月07日 13:35

　この地域では、このように割りと使用されていたりするので、ISも機会と能力さえあれば使用を（さほど）ためらわないだろうと推測してもかまわないだろう、うん。

BBC Iraq's Kirkuk has curfew imposed amid fierce fighting 30 January 2015

　キルクークで激しい戦闘。ペシュメルガ側で、Brigadier Sherko Faitihが死亡するほど。IS側は重火器、自爆爆弾人間を投入した。
　ほかにDiyala方面Jalawlaでも自爆人間爆弾を投入。ISから奪取された―と宣言された地域でも自爆は可能だから、大変である。