小池晃議員は「面談記録」は鴻池事務所のものと明らかに。鴻池氏は森友側との面談を認めつつ「便宜図っていない」と断言。そうなると森友学園は他の政治家に働き掛けた可能性が高い。小池氏がここまで事実を示して「調査せよ」求めたのに、首相は逃げまわる答弁に終始。こんな態度は絶対に通用しない!
— 志位和夫 (@shiikazuo) 2017年3月2日
意訳の試み:『私たちの調査はここまでしか及びません。私たちは、アナタたちが絶対に不正をしたと堅く信じている。アナタたちは逃げ回らず、アナタたちが不正をした、有罪であるという証拠が表面化するように精一杯の努力をしなさい! 表面化したら、また改めてアナタたちを攻撃します』。
所謂「自己批判」の論理かな、これは。これが成り立つためには、「自己批判」をする者が、させる者の支配下になければなるまい。対等な間柄、もしくは相手方のほうが強力であるばあい、この戦略はなりたたないものと思われる。共産党側はどうしても軽量なので、重量級の自民党と打ち合う場合、市民的・国民的共感を得なければ打ち勝つのは困難だろう。それは”決定的な証拠”というやつで確保できる。
今回の場合、共産党は”決定的な証拠”を提出できていないようだ。となると、今回は市民的・国民的共感を得るには至らないであろう可能性がわりと濃い。また、このことは共産党にとって非常に不利な状況をつくる―反共主義者はわりと居り、共産党はいけ好かない、気に食わない、ともかく滅ぼすべき敵と認識されることがあろう。ところが共産党ないし赤旗のなかのひとは、相当勉強していて、なかなか軽視などしかねる者だというのも概ね共通認識としていいだろう。
…左と見れば即座にバカとかいう習慣を持つ人々についてはさておく。
実際上、こういうのは鏡に過ぎない。共産党にせよ赤旗にせよ、私は、私に分かる限りにおいて相当の学識があることを認める。それ以上のところはわからない。
だから、これは―発する言葉は―「鏡」なのだ。
で。
今回、わざわざ表に出てきてまで、”決定的な証拠”を提出することが出来なかった。それでも攻勢をかけようというのは、武器を持たずに戦闘にでかけるようなもので、合理的な態度とは思えない。ということで、「共産党、老いたり」とひとに思われるのではないか、と恐れるものである。
流石に志位先生は「他の政治家」を抑えていると信じたいが、さてどうか。
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「『赤旗』紙「ソマリア攻撃加担か テロ特措法 給油の米艦隊出動」を巡って」
「艦船に補給すると飛行機が飛ぶ?」
「その誠実さに敬意を―NEF」
なお、例えば志位先生は
「【ヤルタ密約72年】ソ連起草の原本発見 英国立公文書館 千島割譲を『引き渡し』と表記」。南樺太の「返還」と区別して千島列島は「引き渡し」と。不当な領土拡張を自覚していた。この不公正を正す必要がある。https://t.co/kWUNDnqTXv @Sankei_newsさんから
— 志位和夫 (@shiikazuo) 2017年2月23日
産経さんを引いてみたりしている。
このあたり、トランプの「ト」が聞こえたあたりでヒートアップしたり、安倍の「ア」(以下略)韓国の「か」(以下略)な人たちとはっきり異なる知性であるなあと、そこはそこらの自称反共主義者さんたちも見習うべきなのだと思う。いや、ひでえの見るからねえ。
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