Garowe Online Notorious ex-warlord meets Somalia president, 5 killed in fighting May 7, 2009
モガディシュ発,5月7日。6日水曜,悪名高きかつての軍閥長,Yusuf Mohamed Siad,別名Indha Adeはソマリア大統領Sheikh Sharifと会見した。新政府への協力等々について会談が持たれる。
参列者,政府側は:ソマリア首相Omar Abdirashid Ali Sharmake,内相Sheikh Abdulkadir Ali Omar,司法相bdirahman Janakow,金融相Sharif Hassan Sheikh Aden.
他方は,自称Hizbul Islam分派議長Sheikh Mohamed Hassan "Amey"及びその広報担当Da'ud Mohamud Abtidon。彼らがIndho Adeとともに会談したというのです。
「政府はイスラム法について決議した。そのために我々は戦ってきたのだが」とIndho Adeは会談後の記者会見で述べる。「今日から我々は政府を援助し,防護する」。Sheikh Hassan Dahir Aweysに会ったかと問われて,Indha Adeは応える:「ああ。私とSheikh Aweysは面会した。だが政策面で折り合いがつかなかったな」。
報道担当のAbtidon氏は,イスラム党は「政府に参加する用意をしている」。対話によって現在の政治的危機を乗り越えよう,暗殺の応酬は止めようではないか。そのようにいうのです。
また,木曜,アルシャバブのQoslayeなる指揮官を狙った戦闘が生起。少なくとも5名が死亡,負傷者相当数発生。但しターゲットは取り逃がした様子。攻撃自体は不成功に終わったものの,十分用意した待ち伏せ攻撃がアルシャバブに対してなされるほど,というわけです―。
これまで,モガディシュはアルシャバブが自由に作戦している場所,として言及されていました。ところが今回,"Mogadishu is teeming with Islamist militias who are deeply divided over the government of President Sheikh Sharif, who led the Islamic Courts movement in 2006",Sheikh Sharif側優勢と理解せざるを得ない表現が用いられています。
Indha Adeの鞍替え。ソマリア内政事情に,またひとつ激震が走ったというところでしょうか。確かに既定路線でしたが―これほどの用意をした,「手打ち式」がなされるほどの事件ではあったわけではあります。
尤も,私はIndha Adeには批判的ですがねぇ。そりゃ一定の行政能力・戦闘指揮・組織運用能力はあろうが,聊か治下住民の受けが悪いようですし(控え目な表現)。彼を追い出したアルシャバブが歓迎されたということもあったはずですし(尤もアルシャバブの支配はまた別種の圧政に他ならないのですが)。
ともあれ,Indha Adeとしてはアルシャバブに対抗するためにも後ろ盾が必要なところ,結局はAweysではなく,Sheikh Sharifを選んだ格好です。Indha Adeの選択としては正解極まりないと思われる。
Aweys方針は,最近ちと先鋭化の度合いが強い。どうも今後,Aweys路線は儲からないっぽい。それなら,Sheikh Sharifについておこぼれもらった方が正しい(尤も,長期的には兵員お召し上げだとかの危険があるが―その際,政治家なりなんなりに転身するだけの器量が必要とされよう)。
しかし,Sheikh Sharifとしては,ある種の爆弾を抱え込んだことにもなる―即発の爆弾か,時限爆弾かはさておき。
さて,どうでますかAweys先生。正規戦よりの人材のうち,手元にあった最後の最良の駒が敵方にいっちゃったわけでしょう?
モガディシュ発,5月7日。6日水曜,悪名高きかつての軍閥長,Yusuf Mohamed Siad,別名Indha Adeはソマリア大統領Sheikh Sharifと会見した。新政府への協力等々について会談が持たれる。
参列者,政府側は:ソマリア首相Omar Abdirashid Ali Sharmake,内相Sheikh Abdulkadir Ali Omar,司法相bdirahman Janakow,金融相Sharif Hassan Sheikh Aden.
他方は,自称Hizbul Islam分派議長Sheikh Mohamed Hassan "Amey"及びその広報担当Da'ud Mohamud Abtidon。彼らがIndho Adeとともに会談したというのです。
「政府はイスラム法について決議した。そのために我々は戦ってきたのだが」とIndho Adeは会談後の記者会見で述べる。「今日から我々は政府を援助し,防護する」。Sheikh Hassan Dahir Aweysに会ったかと問われて,Indha Adeは応える:「ああ。私とSheikh Aweysは面会した。だが政策面で折り合いがつかなかったな」。
報道担当のAbtidon氏は,イスラム党は「政府に参加する用意をしている」。対話によって現在の政治的危機を乗り越えよう,暗殺の応酬は止めようではないか。そのようにいうのです。
また,木曜,アルシャバブのQoslayeなる指揮官を狙った戦闘が生起。少なくとも5名が死亡,負傷者相当数発生。但しターゲットは取り逃がした様子。攻撃自体は不成功に終わったものの,十分用意した待ち伏せ攻撃がアルシャバブに対してなされるほど,というわけです―。
これまで,モガディシュはアルシャバブが自由に作戦している場所,として言及されていました。ところが今回,"Mogadishu is teeming with Islamist militias who are deeply divided over the government of President Sheikh Sharif, who led the Islamic Courts movement in 2006",Sheikh Sharif側優勢と理解せざるを得ない表現が用いられています。
Indha Adeの鞍替え。ソマリア内政事情に,またひとつ激震が走ったというところでしょうか。確かに既定路線でしたが―これほどの用意をした,「手打ち式」がなされるほどの事件ではあったわけではあります。
尤も,私はIndha Adeには批判的ですがねぇ。そりゃ一定の行政能力・戦闘指揮・組織運用能力はあろうが,聊か治下住民の受けが悪いようですし(控え目な表現)。彼を追い出したアルシャバブが歓迎されたということもあったはずですし(尤もアルシャバブの支配はまた別種の圧政に他ならないのですが)。
ともあれ,Indha Adeとしてはアルシャバブに対抗するためにも後ろ盾が必要なところ,結局はAweysではなく,Sheikh Sharifを選んだ格好です。Indha Adeの選択としては正解極まりないと思われる。
Aweys方針は,最近ちと先鋭化の度合いが強い。どうも今後,Aweys路線は儲からないっぽい。それなら,Sheikh Sharifについておこぼれもらった方が正しい(尤も,長期的には兵員お召し上げだとかの危険があるが―その際,政治家なりなんなりに転身するだけの器量が必要とされよう)。
しかし,Sheikh Sharifとしては,ある種の爆弾を抱え込んだことにもなる―即発の爆弾か,時限爆弾かはさておき。
さて,どうでますかAweys先生。正規戦よりの人材のうち,手元にあった最後の最良の駒が敵方にいっちゃったわけでしょう?
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