空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

Sheikh SharifはAweysとの会談の存在を明言

2009-09-03 22:46:47 | ソマリア関連
 定期的に出てくるよーな気もしますが:

Garowe Online Somalia president 'talking to Sheikh Aweys' Sep 2, 2009 - 12:36:24 PM

 ドバイ,9月2日。ソマリア暫定連邦政府大統領は主要イスラミスト反対派の人物,嘗ての同盟者,Sheikh Hassan Dahir Aweysと会談を持っていると語った―とRadio Garoweは伝える。Sheikh Sharif Ahmed大統領は現在UAEにおり,火曜日のインタビューでAlaan TVに語ったところでは,Sheikh Aweysとの関係は昨年以来ひずんではいたが,しかし最近直接の対話を始めて以来,関係は改善してきているのだという。

 大統領はSheikh Aweysを,19年来の内戦状況を終わらせるため和平会談に引き込む希望を表明する。Aweysは4月に2年間のエリトリア亡命―そこで暫定政権に対抗するHizbul Islamを形成した―からモガディシュに帰還したのである。

 最近の公的声明では,Aweysはラマダン中にも反乱活動を行えと戦闘員を励ました。Aweysは米国および国連のテロリストリストに名を連ね,Sheikh Sharifを裏切り者とし,暫定政府を西欧の関心に従う化以来と見做す。

 他方Sheikh Sharif大統領はアルシャバブを,西欧世界に支持されるソマリア暫定政府よりの和平の申し出に反対する点で非難,さらに「外国人戦闘員をかくまっている」ことでも非難する。反乱活動の資金は「海賊,外国人誘拐,さらにはソマリアの和平に反対する外国からの援助」によっているとも―尤も,特定の国の名を挙げはしないが。

 尤も,最近数か月内にエリトリアを名指しで非難したのではある。

 以下雑感など。
 Sheikh Sharifについては,2007年までかくまってくれたエリトリアに多少義理だてしても―いいかもしれないが,流石に政府側当事者となれば遠慮する余裕はあるまいな(苦笑)。

 あと,振り返ってみれば,Sheikh Sharifはむしろアルシャバブを非難し,非難対象としてHizbul Islamをさほど挙げないよーなおぼろげな感覚があります。そりゃまあ,外国人を引き込んで国民運動を汚した連中に対して,より大きな怒りを持とうとは思いますが。

 そんなこんなで,あるいは和平交渉が行われていたからこその,Hizbul Islamへの手控えがあったものかとも思ったところ。Aweysは繰り返し繰り返し,和平交渉なんかしてないよ! と主張してきましたが,まあ実際は政府側(大統領)との関係は維持してきたのでしょう。

 それを明言するとは,Sheikh SharifはAweysの選択肢を狭めにかかったのでしょうか―

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