空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

モザンビークの偽歯磨き問題

2007-08-07 19:57:44 | Newsメモ・こぼればなし
 先日来,偽歯磨き問題をはじめとする食品等の安全問題が世界的にクローズアップ,であります。モザンビーク首都,マプトでも偽歯磨き問題が勃発,なのだそうです。

BBC news, Africa Maputo seizes 'toxic toothpaste' 6 August 2007

 Colgateブランドのはみがきチューブは販売停止,回収の由。会社としては,
うちの製品じゃありません,と否認する―のですがそれも尤も。何しろ,使用期限欄には「×月32日」「×月34日」なんて刻印が―。

 ここまで「偽物です」と自己主張する商品も神経の太いものです。

 ともあれ,6月の中国産毒物入り歯磨きの場合,下手を打つと生死にかかわりかねなかったわけです―相当量の歯磨きを一度に摂取する,そんな場面も想像つきませんが。

 今回の歯磨きの場合,成分について言及はありません。しかし,回収処分も止むを得ない判断でしょう。
 こうした商品は不法な商人が,市場やその辺りの通りで売るもの―だそうです。この偽物には「南アフリカ製」と刻印が打ってある模様ですが,その本来の出所は不明。品質管理は非常に問題あり,の疑いが濃い。流通も怪しい。それ以前に,使用期限の刻印が「私は危険です」と全力で訴えてます。

 ところでモザンビーク(Wikipedia日本語版)といいますと,その国旗にAK-47が描かれていますよねー。国旗の図案に人造物が,しかもその開発者がはっきりしているものが取り入れられるとは,他に例はあるでしょうか。そう思うと,AK-47は歴史を作った兵器なんだなと,その優秀さ,歴史的意義に敬意を抱かざるを得ません。

 いえまぁ。「人殺しの武器に敬意とは」などという,ご意見もありましょうけど。

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