空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

文在寅、支持率低下;批判の声は明らかになりつつある

2019-10-10 22:26:35 | Weblog
 ちょっとマズイかな。

Livedoor News/聯合ニュース
文在寅大統領の支持率が2週連続で就任後最低を更新 不支持率は最高を更新
2019年10月10日 10時49分

韓国の世論調査会社、リアルメーターが10日に発表した文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率は前週に比べ1.9ポイント下がった42.5%となり、同社の同じ調査で2回連続して就任後最低を更新した。不支持率は2.7ポイント上昇の55.0%で、こちらも2週連続で就任後最高を記録した

 何かの頑張りがないと、朴前大統領の末期の憂き目を繰り返しかねない。

政党支持率は進歩(革新)系与党の「共に民主党」が前週より0.8ポイント下落した37.5%、保守系最大野党「自由韓国党」は0.9ポイント上がった34.1%となった。支持率の差は3.4ポイントに縮まり、暫定集計で文政権発足後最小となった

 保守系が浮き上がってきているのは、しかしどういった理由でか。現実主義的政策を求めてのことだろうか。何れにせよ、GSOMIA対応の時機は過ぎ去りつつある。

支持率と不支持率の差は前週の1桁(7.9ポイント)から2桁(12.5ポイント)に拡大した。リアルメーターはチョ国(チョ・グク)法務部長官一族の不正疑惑や検察捜査に関する一連の報道、経済低迷、非核化を巡る米朝実務協議の決裂が影響したと分析した

 先の大統領追い落としの件など、ポピュリズムの罠にはまりこんでしまったまま―と言う感もあり―

中央日報 【時視各角】ポピュリズムの罠に掛かった大韓民国 2019.10.03 15:37

この政権に入って経済のすべての指標が下降している。最後の砦となる輸出は前年同月比で10カ月連続で減少し、物価までがマイナスだ。デフレ懸念が広がり、「日本ほどで済めば幸い」という声も出ている

韓国の現政権発足後からずっと抱いてきた疑問の一つがポピュリズム政権ではないのか、文在寅(ムン・ジェイン)大統領はポピュリストかということだった」「ちょうど1年前、その基準で文在寅政権を診断するコラムを書いた(ポピュリズム鑑別法、2018年10月4日付)。当時は明確でなかった。例えるなら、心証はあるが診断は下せない悪性腫瘍のようだった。1年が経過した後、確実になった。チョ・グク法務部長官事態のおかげだ

組分けの頂点は司法の差別化、「差別的法治主義」だ。荒く表現すれば「私たちは無罪、あなたたちは有罪」だ。この基準で見ると、チョ・グク長官と彼の家族は当然、欠陥一つない「無罪」だ

野党当時は反対したが、執権すれば問題にしない。野党時代にはあれほど検察改革が至急だと訴えていたが、執権2年間は放置した。むしろ「積弊清算」を煽った」「その大統領が今になって「人権尊重検察権行使」を話す。自分たちだけが国民で、チョ・グク長官だけが人権なのか

犠牲者コスプレ=執権後にも犠牲者のように振る舞う。主流でありながら非主流のように、多数でありながら虐待を受ける少数者のように行動する

永久執権を夢見る=国民の正当な代表者は自身だけであるため永久執権を「当然」と考える

文在寅政権は「国家が国民の生活を全生涯周期にわたり責任を負わなければいけない」と話す。このため3年間に予算を100兆ウォン(約9兆円)以上も増やしたが、不平等は深まり、中産層は減り、国の負債は増えている

 この、中間層が減っていく―というのは将来を占うにあたっても重要項目。

ポピュリズムの終着地は誰もが知っている。国を分裂させ、国民を分裂させ、財政を破綻させる

この政権に入って経済のすべての指標が下降している。最後の砦となる輸出は前年同月比で10カ月連続で減少し、物価までがマイナスだ。デフレ懸念が広がり、「日本ほどで済めば幸い」という声も出ている

 …こうまではっきり分断されては、誰がやっても困難ばかりだなあと…かなり真剣に、労働者としてはご同情申し上げる。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« グレタ・トゥンベリの評価 | トップ | 中国/ウイグル:地理学者が... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事