空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

ナイジェリア:原油精製工場の稼働へ向けて祈祷の会が

2024-07-22 22:41:18 | Newsメモ
 なんでそんなことを―と思われそうだが、ナイジェリアは世界15位の産油国であるにも関わらず、まっとうに稼働する精製工場がない。というか稼働してない。そこでカノ出身の大金持ちが精製工場を設立、これでナイジェリア国内の需要を多少なりと賄えれば…!という切なる願いなのだ。

BBC Why Nigerians are praying for the success of a new oil refinery 15 hours ago
By Mansur Abubakar

 …いやほんと、何とかできなかったのかと思いますが。
 ともかく産油国であるにもかかわらず、これまで延々、ガソリンも何もかも購入するほかなかったわけで。だからこそ燃料の値上げに苦しんできたわけで。来月の精製工場稼働に、なんとか、なんとかなってくれと願いはつのるばかりというわけだ。

A prayer was held a few months ago in Kano, a very religious city in northern Nigeria.

It was organised to pray for the success of a huge new Nigerian oil refinery that next month is due to start producing petrol for the first time.

Praying for such an industrial facility might seem incongruous, but many Nigerians are hopeful that the Dangote Petroleum Refinery will lead to both a big increase in the availability of petrol, and a subsequent drop in prices.


While Nigeria is Africa’s largest producer of crude oil, and the world’s 15th biggest, none of its existing government-owned refineries are operational.

The privately-owned Dangote refinery has been built by Africa’s richest man, Aliko Dangote.


 Aliko Dangote氏の尽力、称えられるべきである。

 もちろん石油燃料の使用の便利が進めば消費も進むであろうと思われ、西欧の環境運動家は怒るだろうが―とはいえ、とはいえ。地球環境問題は重大ではあれ、しかしこうした諸国の国民に生活改良を願うなと強要するのはなんぼなんでも鬼すぎる。
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