Garowe Online Uproar as Islamic Courts faction appoints 'new chairman' Oct 12, 2008
モガディシュ発,10月12日。ソマリアの反政府勢力,イスラム法廷運動内の亀裂はますます深まる模様である。12日(日曜),エリトリアに根拠を置く一派は(ARSの)新議長の選挙を行った旨,声明した。
首都モガディシュを訪問中の代表団(広報担当:Ismail Haji Addow)が記者会見で明らかにしたところでは,エリトリア派はSheikh Sharif Sheikh Ahmedに代えてSheikh Omar Iman氏を新議長に選出する意向。なおこのSheikh Sharif氏は現ARS議長にしてARSジブチ派首脳。
新議長Sheikh Omar Iman氏はエリトリア在住。2006年以降,イスラム法廷のShuraの副長を勤む。
広報担当Haji Addow氏は,さらに,ジブチ大統領Ismail Omar Ghelle氏を強い表現で非難する由―最近のGhelle氏のコメントは,ジブチの指導者からは期待されざるところであると。
さらに国連ソマリア特使Ahmedou Ould-Abdallahを反エチオピア闘争を分裂せしめるために活動する「アメリカのエージェント"American agent"」と述べる。なお国連ソマリア特使Ould-Abdallahは先のジブチ会談でピンポン玉役を担った人物。
幾名かのイスラム法定系民兵指揮官等は,Sheikh Omar Imanの引継ぎに公けに反意を示す。公式報道担当者Abdirahim Isse Addowは,Shuraで議長を選ぶべきだと主張する。
モガディシュのローカルメディアが伝えるところでは,Sheikh Mohamud Jim'aleなる人物は「アスマラ(エリトリア首都)の会合はShuraメンバーの3人しかいないじゃないか。他の88人は出席してない」と述べる。
ほかにsenior officialと表現されるSheikh Abdulkadir Ali Omar氏はリーダー達の内輪もめについて,「当地の戦士たちは中立である」と報道関係者に述べる。
新議長がShuraで選出されるまでSheikh Sharifの指導を支持する,と両指導者は言う由。―つまりアスマラで(Mohamud Jim'aleいう所の)3人だけで会議なんかありえないので―彼らは寧ろジブチ派支持である,ないしはジブチ派支持の気配を漂わせてエリトリア派の動きを牽制するのでしょう。
さてさて,ソマリア情勢は,ある意味では面白くなってきました。
エチオピア軍の活動が(ジブチ派・暫定政府側の主張では,ジブチ合意の成果として)低調になり,これを奇貨としてか過激派がAUをも攻撃対象としました。さらに空港を攻撃し,経済活動に打撃を与え続けています。
そうした派手な戦闘行動の陰では,様々な和平への努力がなされ,実際にそれなりの平穏の果実を味わう人々もでてきた―なんと,のさばってたエチオピア軍がいなくなったのだ!
それでも戦わなければならないのか? 彼ら民兵指導者の兵は,彼らの血族なのだ。彼らの命を『アメリカの手先』を打破するために捧げねばならぬ理由はなにか? だってエチオピア軍は本当にいなくなるようだぞ?
そんなことを考え出したのか,個々の民兵指導者の意向がニュースの表面に露出してきました。大文字の歴史,大文字の政治を下で支える人々が,重要なプレイヤーとしてニュースの表に立ち表れてきたのです。
さあ,私は今一度―いや幾度も,幾度でも―問おう。
『ソマリアを,"アメリカの第三の対テロ戦争の前線"にしたいのは,一体,誰なのか?』
碌々顔も出さないアメリカか?
軍産複合体,とやらか?
アメリカ軍か?
ソマリア暫定政府だったか?
エチオピアか?
ソマリア民兵指導者たちか?
いやむしろ,『アメリカの手先』を非難する一群の人々ではなかったろうか?
モガディシュ発,10月12日。ソマリアの反政府勢力,イスラム法廷運動内の亀裂はますます深まる模様である。12日(日曜),エリトリアに根拠を置く一派は(ARSの)新議長の選挙を行った旨,声明した。
首都モガディシュを訪問中の代表団(広報担当:Ismail Haji Addow)が記者会見で明らかにしたところでは,エリトリア派はSheikh Sharif Sheikh Ahmedに代えてSheikh Omar Iman氏を新議長に選出する意向。なおこのSheikh Sharif氏は現ARS議長にしてARSジブチ派首脳。
新議長Sheikh Omar Iman氏はエリトリア在住。2006年以降,イスラム法廷のShuraの副長を勤む。
広報担当Haji Addow氏は,さらに,ジブチ大統領Ismail Omar Ghelle氏を強い表現で非難する由―最近のGhelle氏のコメントは,ジブチの指導者からは期待されざるところであると。
さらに国連ソマリア特使Ahmedou Ould-Abdallahを反エチオピア闘争を分裂せしめるために活動する「アメリカのエージェント"American agent"」と述べる。なお国連ソマリア特使Ould-Abdallahは先のジブチ会談でピンポン玉役を担った人物。
幾名かのイスラム法定系民兵指揮官等は,Sheikh Omar Imanの引継ぎに公けに反意を示す。公式報道担当者Abdirahim Isse Addowは,Shuraで議長を選ぶべきだと主張する。
モガディシュのローカルメディアが伝えるところでは,Sheikh Mohamud Jim'aleなる人物は「アスマラ(エリトリア首都)の会合はShuraメンバーの3人しかいないじゃないか。他の88人は出席してない」と述べる。
ほかにsenior officialと表現されるSheikh Abdulkadir Ali Omar氏はリーダー達の内輪もめについて,「当地の戦士たちは中立である」と報道関係者に述べる。
新議長がShuraで選出されるまでSheikh Sharifの指導を支持する,と両指導者は言う由。―つまりアスマラで(Mohamud Jim'aleいう所の)3人だけで会議なんかありえないので―彼らは寧ろジブチ派支持である,ないしはジブチ派支持の気配を漂わせてエリトリア派の動きを牽制するのでしょう。
さてさて,ソマリア情勢は,ある意味では面白くなってきました。
エチオピア軍の活動が(ジブチ派・暫定政府側の主張では,ジブチ合意の成果として)低調になり,これを奇貨としてか過激派がAUをも攻撃対象としました。さらに空港を攻撃し,経済活動に打撃を与え続けています。
そうした派手な戦闘行動の陰では,様々な和平への努力がなされ,実際にそれなりの平穏の果実を味わう人々もでてきた―なんと,のさばってたエチオピア軍がいなくなったのだ!
それでも戦わなければならないのか? 彼ら民兵指導者の兵は,彼らの血族なのだ。彼らの命を『アメリカの手先』を打破するために捧げねばならぬ理由はなにか? だってエチオピア軍は本当にいなくなるようだぞ?
そんなことを考え出したのか,個々の民兵指導者の意向がニュースの表面に露出してきました。大文字の歴史,大文字の政治を下で支える人々が,重要なプレイヤーとしてニュースの表に立ち表れてきたのです。
さあ,私は今一度―いや幾度も,幾度でも―問おう。
『ソマリアを,"アメリカの第三の対テロ戦争の前線"にしたいのは,一体,誰なのか?』
碌々顔も出さないアメリカか?
軍産複合体,とやらか?
アメリカ軍か?
ソマリア暫定政府だったか?
エチオピアか?
ソマリア民兵指導者たちか?
いやむしろ,『アメリカの手先』を非難する一群の人々ではなかったろうか?
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