空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

諸援助団体は脅迫を無視せられたし:ソマリア副首相

2008-10-13 22:01:34 | Weblog
Garowe Online Somali Deputy PM calls on aid agencies to 'ignore threat'Oct 8, 2008 - 12:15:49 PM

 モガディシュ,10月8日発。ソマリア暫定政府情報相Ahmed Abdisalam氏は諸国際的援助機関に,最近イスラミスト・ゲリラの発した脅迫を「無視」するよう求めた。首都での記者会見でのこと。

「脅迫はソマリ人民の苦衷を意に介さない小グループによるもので,であるから諸機関は宜しく彼らを無視せられたし」と,ソマリ人に厄介者らを退けるよう求めつつ言う。
 先週,アル・シャバブ広報担当Muktar Robow "Abu Mansur"氏はCARE International及びInternational Medical Corps.に,イスラミスト支配下の地域に介入しないよう求めた。

 副首相Abdisalamは更にDa'ar Hersi Hoshow暗殺の件で非難の言葉を述べる:「彼は平和に反するグループに殺害された…ただ彼が,援助団体はHiran(イスラミスト支配下)で活動すべきだと言ったが為に」。


 …すいません。するとうっかりすると,援助団体関係者も暗殺されかねないことを承知で言ってますか大臣閣下。


 記事は以下,延々続きます。空港運営への妨害は続くが,他方,和平交渉もそこそこ順調であると。彼は和平関係の政府側交渉人でもある由。

「委員会はいい仕事をしてきた」と彼は言う。つまり,ソマリア暫定政府側と,反政府側(ジブチ派)の共同政治委員会と共同治安委員会とについて。今月末には,ジブチ合意の完成のため,両派は会談を持つという。―それは,最終的なエチオピア軍撤退を意味するものだ。

 なおエリトリア派は未だこの和平交渉に関与せず。さらに分派の動きを加速させる模様。それは,ソマリアの混乱を更に長引かせる決意となりはしないか。

 その点,伝えられるエチオピアのジュバランド進攻計画も無用な混乱を呼びかねない。下手なタイミングで作戦したら,ジブチ派さえへそを曲げる恐れがありましょうが。いくらキスマユ現指導部がエリトリア派よりのものと考えられるとはいえ。
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