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空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

みていた記事メモ(2015-02-11)

2015-02-11 19:31:00 | Newsメモ
BBC British Yemen embassy staff withdrawn over security fears 11 February 2015

 米国に続き、英国も駐イェメン大使館閉鎖。在留英国人に退去要請。Houthiが支配圏を広げたのはさておき、crisis talksが破綻したのが直接の理由の様子。

BBC Australian police charge two Sydney men over terror offences 11 February 2015 Last updated at 02:29
CNN Japan シドニーで男2人を逮捕 テロ計画の疑い 2015.02.11 Wed posted at 14:06 JST

 シドニーで24才・26才の男性二名が逮捕。ハンティングナイフやIslamic Stateの旗や攻撃を宣言するヴィデオを用意していて、警察がこれを実行直前に急襲したもの。

 逮捕された二名は「 Omar Al-Kutobi and Mohammad Kiad」とあり、これまで対テロ警察活動では認知されていなかった人物たちとのこと。

 ―記事中には、先の9月の警察の「お手入れ」の話も書いてあり、extremistsへ合流すべく旅行しようとした人々を援助しようとした人まで捜査対象となったとある。世間様ではそのようであること、知っておいても良い。

 ―しかしまあ、思うに我が国では極左方面の人々にIslamic Stateへの協調的行動をとる者がいるようで―捜査側としても様々な苦労があろうなあ。思想的にもどうかと思われるが。

 もちろん、記事中にオーストラリアがIslamic Stateへのカウンターに加入するにあたっては、テロリズムの脅威にさらされる恐れが高まるとの反対意見があったわけであり、この件もその一例といえるわけだ。そうしてIslamic State勝手連がふと思い立って無差別殺戮やらかそうなんてことが発生するわけで、なるほどテロリズムに人々を駆り立てる触媒の働きをもったわけだろうか。

BBC Last US Islamic State hostage Kayla Mueller confirmed dead 11 February 2015

 米国はIslamic Stateに囚われていた米国人のうち、最後の一人の殺害を確認した、と。Islamic Stateとしてはヨルダンの空爆で巻き添えになって死んだとするが、ペンタゴンとしては疑いなくIslamic Stateが殺害したものと認めるものと。まあ実際はどう殺されたかはやぶの中であるにせよ、誰の手元にあったときに死んだのか、誰がその最終的責任を負っているのか、考えてみれば―というのは正しい。

 でまあ、我々は考えてみるといい。
 人道援助の専門家がまた犠牲になったわけであるが、我々は、我らのうちの最良の人材のうちのひとりが、このように誘拐され死に至ることをはたしてどれほど許容できるであろうかと。彼らの生命・身体が金銭の取引のタネに使用されるのは正しいかどうかと。

BBC Islamic State crisis: UAE resumes air strikes 10 February 2015

 UAEがIslamic Stateへの空爆参加を再開。昨年、ヨルダンの飛行士Moaz al-Kasasbehが捕虜になって以来、差し止めていたもの。

BBC Military action needed in Iraq to help Christians, archbishop says 10 February 2015

 イラクのCatholic Chaldean ChurchのarchbishopであるBashar Warda氏が、Islamic Stateを打倒するには空爆だけでは不足であり、自分は英国政府に地上軍の展開を乞うのだと。

 宗教者として、殺人を忌む立場であって、なお”地上軍を展開してくれ”=”敵を殺害してくれ、殲滅してくれ”と乞わざるを得ないという、この惨めと無様を自覚した上での発言であり、大変に深く思うところがある:「"As a Catholic I find it hard to say, but I want military action, there is no other way now."」、「" "I beg you to focus on the need for military action.」。

BBC Iraqi Christians 'should be offered asylum in UK' - bishop 3 August 2014

 Biship of Manchesterが曰く、イラク北部(モスル)のキリスト教徒にasylumを与えるべきだと―昨年8月の記事。この時点ですでにフランスはそうした対応をとっているとのこと。

 支配下の住民にIslamic Stateは非現実的な要求を行っている―という。支配下の異教徒に、改宗するか、税金を払うか、死ぬか、選ばせるというのだが、この税金は金で支払え、とかいってるとか。

BBC Prince Charles says radicalisation of young people 'alarming' 8 February 2015

 英国・チャールズ皇太子がヨルダンを訪れた際の記事。若者の過激化を憂慮するとか。我々も多少思うべきところはある。

朝日新聞 一族離散、廃棄物拾って日銭…ヨルダンのシリア難民の今 アンマン=三浦英之2015年2月11日13時50分

Myanmar News 東京外語大、ヤンゴン大学に「Global Japan Office」を開設 2015年2月3日 06:00



 あの山口二郎先生だろうか、素晴らしくまっとうなことを言うなあ、と思った。



 うんうん。



 うん?

 まあワーディングについては、微妙に無駄に格好良さげなところを狙ったなあという感ですが、”相応の報復を覚悟しろ”と日本国の首相が言っても、どーせ実力行使は一切ないわけで。日本の首相としては極めて異例な強い言葉を発したが、まあ実際上それ以上には出られないし、実際、非軍事援助の立場を堅持することは宣言するわけだし。

 ともあれ、安倍首相はどうにも言葉と行動に微妙に軽々しい点はあり、その点、不適格であるといいたくなる向きは多々あろう。しかし全体的には(よし基本的に本人の能力資質が低かろうが、少なくとも)神輿の役割はまず満足に務めている。背後の人々の作戦はまずまず宜しかろう。

 だから批判者は、”あからさまに幼児性を示す安倍の幼児性を指弾”して楽しむより、その幼児じみたアレをうまいこと動かしている背後の組織をこそ主敵と位置づけるべきかと思う。いやだからといって一足飛びにユダヤ資本が、というのではなく、自民党のえらいさんとか官僚の仕事しているひととかをだ。

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