Afgoyeで自爆テロ

　6月16日（土曜日）の事件。

BBC Somali unrest: Suicide attack in Afgoye town 16 June 2012 Last updated at 16:52 GMT

　この日の午後，Afgoyeでal Shababの戦闘員が，爆発物を積んだ自動車を政府軍の基地の門へ突っ込ませたとのこと。犯行声明あり。死傷者の発生は伝えられるものの，この報道の時点で詳細不明とのこと。

Garowe Online Somalia: Al Shabaab carry out suicide car attack in Afgoye Jun 16, 2012 - 9:31:00 AM

　犯行声明的には数十名を殺害し遂せたという。周辺地域で爆発音が聞こえるほどに大きな爆発だったそうで，相当数の犠牲者が出た可能性は大いにあります。政府側は，犠牲はないと主張するようですが。

Shabelle Media Network Suicide Car Bomb hits at army base in Afgoye town, outside Mogadishu Jun 16, 2012

　現場はBar Ismailという地区に設定された基地だったとのこと。
　下Shabelle施政官Abdikadir Nur Sidi氏によれば，死者は，まずは自爆犯。「本日，モガディシュから爆発物を満載した車両がやってきて，Afgoyeで爆発した―場所は暫定政府側の治安部隊が使用している基地で，だが。この，情報局員が用いる基地へと突っ込もうとした彼を，兵が押しとどめ，銃撃したのだ」。

　この施政官の主張が実情を説明しているなら，死者・犠牲者はたまたま周りにいちゃった民間人と，門衛の兵隊さんの範囲に収まるでしょうけれど…。


　なお：

Garowe Online Somalia: President Shairf visits Afgoye to resolve abuse cases Jun 12, 2012 - 10:35:21 AM

　政府側の統治は現状，よろしくない様子。というのも，11日（月曜）夜，Sheikh Sharif大統領自ら代表団を引き連れAfgoyeを訪れ，翌日地元長老たちと会談したのだが―その理由というのが，兵士たちの乱行に対する詫び入れなのだ。

　やたら逮捕されたりというのも不愉快だが，盗賊行為をされるなんてのは深刻に問題。Haji HusseinなるAfgoye住民曰く，二週間前まではこの町は平穏だった，しかし今や住民は，昼でも，盗賊を恐れて家に引きこもっているのだ―。