BBC North Korea missiles: Trump warns 'all options' on table 30 Aug 2017
BBC North Korea: 'Japan missile was first step in Pacific operation' 30 Aug 2017
中日新聞 社説 北朝鮮ミサイル 日本を実験場にするな 2017年8月30日
「北朝鮮の中距離弾道ミサイルは北海道上空を通過した。今後も日本列島を飛び越す発射を繰り返す恐れがある。日本は米韓と連携しミサイルの事前探知と早期の警報発令態勢を強化する必要がある」
そりゃまあご尤も。
「ミサイルは約十四分間飛行し、太平洋に落下した。事前通告はなかった」
この事前通告なし、というのが大問題。礼儀とか、そういう水準から。
「速報を聞いた住民が数分という短時間に安全を確保できたかどうか、自治体による追跡調査が必要になろう」
今後の課題として適切な指摘のように思われる。尤も、”理想的”な避難先なんか、まあまずありえないので、心構えを確認するとかそういう水準にならざるをえない気はするが。
北朝鮮は「飛距離を伸ばすために今後、日本上空を通過する発射を複数回行う可能性が高い。日本の上空や周辺海域を実験場にするのは、国際法をまったく無視した暴挙である」。しかもこの暴挙は、数十年の遠大な計画の中にしかるべく位置づけられているという程度のものであり―一歩一歩、着実に技能を向上させようという、その一歩一歩に過ぎない―、ここまで決然と他国の安全安寧を無視して行動されると、ちょっとねえ、という思いはあろう。
「北朝鮮と米韓が軍事力でにらみ合う現状で、最も懸念されるのは偶発的な衝突だ。米朝は早期に対話を開始して衝突を回避し、次の段階で核、ミサイル問題で交渉することが緊急の課題になる」
この「お話あいをすれば解決にむかうよね!」という信仰は、どこまで持ってよいものか。
相手の話を聞く気はない、どれだけ自分に譲歩するか、服従するかを見極めるのが今日の課題―というひともありえるわけで。たとえば魔女裁判なんか、どうあっても被疑者を魔女として殺すオチになるように構築していた―なんて話もあるわけだ。
数十年の対話の結果が現状であって、”対話させてください”と実質ある行動を伴いつつ頼み込む側はどっちだろう、とは問うてよいのではないか。
いやまあ、”撃つと言ったミサイルを撃たない”だけで評価される水準まで一挙手一投足の価値を高めた北朝鮮ではあるが、『今回もグアムまでは届かないから、イイよね☆』で認めてもらえる幅はどこまでか。以前よりは狭いはず。
BLOGOS 北朝鮮危機は対話で解決するしかない 五十嵐仁2017年08月29日 16:30
「相手側が軍事的な挑発だと受け取る可能性のある対応を自制し、交渉のテーブルに付きやすい環境を整備することこそ、何よりも今、求められていることではありませんか」
だからこそ、”うん、やっぱグアムは止めとくわ”というアクションは好意的に受け入れられたわけだ。ところでこの一文の直前は
「ところが、安倍首相は「対話のための対話は無意味だ」として交渉に反対してきました」
…対話とかなんとか、そういうものは相互的なものなのではないか。一方にだけ責任を負わせるのはどうか。
「一方が牽制し他方が反発するという形での軍事力による応酬が続く限り、このような対話は実現できません。前提条件を付けず、無条件での対話を実現するために、日本政府としても努力するべきです」
この場合、日本政府の対応には意味合いが多少薄いようにも。米側としても、”体制変更を求めてはいない”というメッセージは出ていたはずであり、そうしたアクションに対するリアクションがミサイル発射となると、なんともはや。
「これが憲法9条の求める道でもありますが、安倍首相にそのような意思はうかがえません。北朝鮮危機を解消し、日本周辺の安全保障環境を改善して戦争を防ぐためにも、安倍首相を退陣に追い込むことは急務となっています」
この結論はさすがに迂遠というべきだろう。
その悲観論から行き着く先は『どうやっても勝てないから降参しようよぅ』か『殺られる前に殺れ』の二択かもしれず。どっちも面白くないので、北の将軍様の大英断を期待したい―が、親子三代に亙っての国家的目標をかるぅくそんなんできるなら苦労もない。
…我が国としては『そのうちなんとかなるだろう』に落ち着くかもしれないが:
これこそ「大草原不可避」だろう…。…ちょっと待て、最前線…。
BBC North Korea: 'Japan missile was first step in Pacific operation' 30 Aug 2017
中日新聞 社説 北朝鮮ミサイル 日本を実験場にするな 2017年8月30日
「北朝鮮の中距離弾道ミサイルは北海道上空を通過した。今後も日本列島を飛び越す発射を繰り返す恐れがある。日本は米韓と連携しミサイルの事前探知と早期の警報発令態勢を強化する必要がある」
そりゃまあご尤も。
「ミサイルは約十四分間飛行し、太平洋に落下した。事前通告はなかった」
この事前通告なし、というのが大問題。礼儀とか、そういう水準から。
「速報を聞いた住民が数分という短時間に安全を確保できたかどうか、自治体による追跡調査が必要になろう」
今後の課題として適切な指摘のように思われる。尤も、”理想的”な避難先なんか、まあまずありえないので、心構えを確認するとかそういう水準にならざるをえない気はするが。
北朝鮮は「飛距離を伸ばすために今後、日本上空を通過する発射を複数回行う可能性が高い。日本の上空や周辺海域を実験場にするのは、国際法をまったく無視した暴挙である」。しかもこの暴挙は、数十年の遠大な計画の中にしかるべく位置づけられているという程度のものであり―一歩一歩、着実に技能を向上させようという、その一歩一歩に過ぎない―、ここまで決然と他国の安全安寧を無視して行動されると、ちょっとねえ、という思いはあろう。
「北朝鮮と米韓が軍事力でにらみ合う現状で、最も懸念されるのは偶発的な衝突だ。米朝は早期に対話を開始して衝突を回避し、次の段階で核、ミサイル問題で交渉することが緊急の課題になる」
この「お話あいをすれば解決にむかうよね!」という信仰は、どこまで持ってよいものか。
相手の話を聞く気はない、どれだけ自分に譲歩するか、服従するかを見極めるのが今日の課題―というひともありえるわけで。たとえば魔女裁判なんか、どうあっても被疑者を魔女として殺すオチになるように構築していた―なんて話もあるわけだ。
数十年の対話の結果が現状であって、”対話させてください”と実質ある行動を伴いつつ頼み込む側はどっちだろう、とは問うてよいのではないか。
いやまあ、”撃つと言ったミサイルを撃たない”だけで評価される水準まで一挙手一投足の価値を高めた北朝鮮ではあるが、『今回もグアムまでは届かないから、イイよね☆』で認めてもらえる幅はどこまでか。以前よりは狭いはず。
BLOGOS 北朝鮮危機は対話で解決するしかない 五十嵐仁2017年08月29日 16:30
「相手側が軍事的な挑発だと受け取る可能性のある対応を自制し、交渉のテーブルに付きやすい環境を整備することこそ、何よりも今、求められていることではありませんか」
だからこそ、”うん、やっぱグアムは止めとくわ”というアクションは好意的に受け入れられたわけだ。ところでこの一文の直前は
「ところが、安倍首相は「対話のための対話は無意味だ」として交渉に反対してきました」
…対話とかなんとか、そういうものは相互的なものなのではないか。一方にだけ責任を負わせるのはどうか。
「一方が牽制し他方が反発するという形での軍事力による応酬が続く限り、このような対話は実現できません。前提条件を付けず、無条件での対話を実現するために、日本政府としても努力するべきです」
この場合、日本政府の対応には意味合いが多少薄いようにも。米側としても、”体制変更を求めてはいない”というメッセージは出ていたはずであり、そうしたアクションに対するリアクションがミサイル発射となると、なんともはや。
「これが憲法9条の求める道でもありますが、安倍首相にそのような意思はうかがえません。北朝鮮危機を解消し、日本周辺の安全保障環境を改善して戦争を防ぐためにも、安倍首相を退陣に追い込むことは急務となっています」
この結論はさすがに迂遠というべきだろう。
北朝鮮ミサイル 日本を実験場にするな:中日新聞 https://t.co/HK1uNX5S0j 「日本が構築するミサイル防衛(MD)について、相手が三、四発のミサイルを同時に発射すれば、すべてを迎撃するのは不可能だという悲観論がある。」 同時3~4発程度なら余裕ですけど・・・?
— JSF (@obiekt_JP) 2017年8月29日
その悲観論から行き着く先は『どうやっても勝てないから降参しようよぅ』か『殺られる前に殺れ』の二択かもしれず。どっちも面白くないので、北の将軍様の大英断を期待したい―が、親子三代に亙っての国家的目標をかるぅくそんなんできるなら苦労もない。
…我が国としては『そのうちなんとかなるだろう』に落ち着くかもしれないが:
アメリカとソ連が核ミサイル突きつけてた冷戦期、いろんな国が「本気で核戦争あるのでは」と考え、核シェルター沢山作ってたのに、日本は「たぶん大丈夫でしょ」と、特に何もせずのんきにしてた話聞いた事あるので、核シェルター国別普及率気になって調べてみたら、日本だけなんかすごい数字になってた pic.twitter.com/EMYMTFIZR6
— ひきこうもり (@Hikikomori_) 2017年8月29日
これこそ「大草原不可避」だろう…。…ちょっと待て、最前線…。
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