空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

AMISOMは反政府派に自重を促す

2010-08-22 21:12:05 | ソマリア関連
 自爆事件相次ぐ

Garowe Online Somalia: African peacekeepers warn of 'more attacks' as explosion kills insurgents Aug 21, 2010 - 10:57:03 AM

 AMISOMはHizbul IslamとAl-Shabaabとに,ラマダン中の戦闘停止と民間人の尊重を訴える―反政府派のたまり場で大きな爆発が起こったことを受けてのことである。

 爆発現場はHawl-Wadaag地区のとある家。そこではアルシャバブのメンバーがAMISOMないし政府軍の基地を襲う車両爆弾を製作していたものと見られる。アルシャバブの匿名ソースによれば「何人かのトップ級戦闘員―外国人のもソマリ人のも―が,家の中での爆弾つき車両の爆発のせいで死んだ」。

 死んだアルシャバブ戦闘員の名は明らかになっていない。なお別口の情報によれば,数十人が負傷したとのこと。この家屋はアルシャバブ次席Sheikh Mukhtar Robow Abu Mansoorのものという。爆発当時,彼がいたかどうかは不明。

 他方,AMISOMの報道官Barigye Bahuko少佐が曰く,反政府派からの攻撃が切迫しているとの情報を得たと。そこで平和維持軍側は自衛の用意をしていると。

「我々は信頼すべき情報を得た―反政府派が我々のモガディシュの基地へ新規の攻撃を計画していると。我々は如何なる攻撃からも自己を防衛する用意がある」。またその能力があるとも語り,さらにアフガン,パキスタン,イェメンおよびイラクからの外国人戦闘員がアルシャバブに合流してきているともいう。

 なお,AMISOMは(現状)モガディシュにおけるソマリア暫定政府軍を防衛する能力があるとするが,しかし他の地域までは手が回らないとし,新規の戦力の合流が必要であるとする。
「私が思いに,ソマリア全土を奪回するには,AMISOMは4万名が必要だ。モガディシュだけなら8千名あれば治安回復は可能だが」。

 さらにソマリア政府警察広報Bariise大佐は"bomb planter"の死体を示す―政府支配地域Waaberi地区で,爆発物を仕掛けていた人物が一名,爆死したのである。なおこの件に関して2名が関与したとして逮捕された由。

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