内相Abdi Shakur Sheikh Hassan暗殺事件の件

　本年6月10日に暗殺されたソマリア暫定政府内相・治安相Abdi Shakur Sheikh Hassan（英語版Wikipedia）の暗殺犯の背後にはアルシャバブが―

JubbalandNews　Al Shabaab rebels claim killing of Somalia minister Saturday, June 11th, 2011経由
ReutersAfrica　Al Shabaab rebels claim killing of Somalia minister Sat Jun 11, 2011 8:03am GMT

　―アルシャバブのものというメッセージがIsalmist forumのページに掲載されたという。

「全能なる神のお恵みによって，背教者政府の内相・治安相はこの金曜午後に殺害された―爆弾が，聖戦士によって仕掛けられたのだ，彼の家の内部に―具体的に言って，彼のベッドの下に。爆発後，彼は病院に運ばれたが，何も残されはしなかった―腐った死体以外はな」。

　内相の運転手Abdi Shaurは，この爆発が女性自爆犯―彼の従姉妹cousin―によるものだと信じると言う由。この兄弟という人物は警察に拘束された二名の容疑者の内の一人。

　なおWikipediaによれば，自爆犯は内相の十代の姪niece，Haboon Abdulkadir Hersi Qaafであるとされる。この情報元はBBC Somali minister Abdi Shakur Sheikh Hassan killed by niece 10 June 2011。

　こちらによれば，この姪は最近何度も伯父さんを訪ねて来ていたので，セキュリティチェックがなかったのだという。で，部屋に入ってずばん，と爆破。恐らくこれが実情を伝えるものと思われる。

　というのも，推定アルシャバブの主張通り「ベッドの下」に仕掛けたものなら―当然ベッドに横たわったところで起爆だ，その場で即死だろう（いやそこまでの規模でなく，体中に繊維そのほか異物が食い込みまくって病院行きという線もあるが）。

　そうではなく，女の子の衣裳の下に隠した程度の爆弾によるからこそ，現場では重傷程度で済み，ケニアの病院直行ということになったのだろう。一応，航空便に頼ることができる程度と見なされうる負傷だったわけだ。



　ニュースチェックできなかった時期の分の回復の試みー（日記）。