空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

アルシャバブは民間支持者の支持を失う?

2010-11-26 21:14:52 | ソマリア関連
 アルシャバブに対する民間の支持が失われつつあるかとの報道:

Garowe Online Somalia: Shabaab losing grip of backers Nov 25, 2010 - 9:52:18 PM

 Abdirahman Masud Fara(仮名)なる人物は,かつてはアルシャバブの確固たる支持者だったが,今ではアルシャバブに対する信頼を失っているというのである。

「私は盲目にもアルシャバブを支持していた。彼等が愛国主義運動であって,我々の国家を侵略してきた的と戦うものだと考えて―」とFara氏は言う。「私が知るところはわずかだが,彼らは秘密の目的を持っている。彼らが,実際のところはそうとは主張しないようなそれを。彼らは彼らの利己的な利得のために,宗教を利用しているのだ」。

 大丈夫かFaraさん,今さら知ったんですかFaraさん。

 メディアによれば,アルシャバブ指導部―Sheikh Mukhtar RobowとSheikh Mukhtar Abu Zubeir”Ahmed Godane”との間では権力闘争があるのだという。これは先だってのラマダン攻勢の際,明らかになった亀裂であって,AMISOMとの戦闘で数百の戦死者を出し,モガディシュのいくつかの地点から撤退せざるを得なかったことに発する様子。

「アルシャバブ兵はもはや夜間,うろつきはしない」とアルシャバブ根拠地に住む住民は言うのだという。「私はそれがなぜかはしらない。けれど,彼らは深刻に不安がっている。どうも最近の派内闘争が影響しているようだ。彼らはすっかり弱体化し,民間の支持を速やかに失いつつある。誰も彼らを好いてはいない。彼らはアウトカーストになりはてた」。

 こうしたアルシャバブ内の確執は暫定政府への福音である。彼らは最近,モガディシュ内で,AMISOMのおかげとはいえ,多少の尊敬と支点を確保している。

「ソマリア人民は暫定政府公人の行為を知っている」とこの住民は言う。「アルシャバブは我々を強いて,彼らの外国産の観念と文化とを支持させようとしているAl-Shabab wants to force us to support their foreign ideas and culture。ソマリアは単一のコミュニティであり,変化しようもないのに。アルシャバブが消え去るのも,時間の問題だ」。


 なんかすげえ格調あるような英文で,もしかしてかなり用意した文章だろうかと思いました(※私の英語力で感じた限りの話)。あー,これはアルシャバブ,大分辛いですかね。民間支持者たちが相当数,離脱しているように書かれてますねー。

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