学生のレポートで扱われる可能性もありますしね。時事をちょっとフォローしておく。
ちょっと探りを入れた感じだと、NHKぶっつぶす会とかれいわ新選組とか、年長者組からはやや軽視されがちな小党派の若年者支持って、そこそこあるみたいなんですよね。
NHK れいわ新選組 「命を選別しないと」発言のメンバー除籍処分に 2020年7月17日 1時17分
「山本代表は記者会見で「発言によって恐怖を感じた人に対し、心よりおわびを申し上げたい」
恐怖はある意味、問題ではない。どういった発言であろうと、その(排除)対象となる存在については恐怖の対象となるのであって、恐怖一般を理由にするのはいささか筋が悪い。まあ、今回の例だと発言者側の筋が悪すぎるので、その時点でほとんど説明不要にアウトといえばその通りだが。
「れいわ新選組が次の参議院選挙への擁立を検討していた党のメンバーは、動画投稿サイトで「命を選別しないとだめだと思う。選択するのであればもちろん高齢の方から逝ってもらうしかない」などと発言しました。
これを受けれいわ新選組は16日、臨時の議員総会を開いて対応を協議し、発言は党の精神や基本政策に反するなどとしてメンバーを除籍処分とすることを決めました」
そして除籍処分とまでいけば、これは相当なものである。そのコミュニティからの死刑判決・執行と譬えることができるだろう。となると、そうした重い決断に対していかなるセフティがついているのか―ということは問題となろう。
Buzzfeed れいわ新選組の迷走 大西つねき氏の「命の選別」発言に党内からも批判 なぜ除籍処分は遅れたのか 2020年7月16日
「7月7日、山本太郎代表は、「大西つねき氏の動画内での発言について」とする声明を党のウェブサイトで公開した。
「大西つねき氏の動画内での発言は、れいわ新選組の立党の精神と反するもので看過することはできない」と冒頭で述べながらも、「一方でそのことによって、大西氏を除名するという判断はこちらにとっても簡単なことではあるが、それでは根本的な解決にはならない」と除籍処分はしないことを匂わせた」
とまあ、10日ほど前の対応を一転させた。
「その上で、「大西氏には、命の選別の問題に生命尊重の立場から、取り組んでいらっしゃる方々にレクチャーを受けて頂き、命について真摯に向き合うチャンスを与えたいと思う」と再教育することを示し、「人は変われる。私はその力を信じたい」と締めくくった」
という見解を覆したことで、罪ある発言をした者には変わるチャンスを与えることなく、変わる力を信じることなく、レクチャーをするコストを支払うことなく済ませることにした―ことになる。
「10日の動画生中継では山本代表は一転、「この言葉を聞いて恐ろしい気持ちになった方々、多くいらっしゃると思います。本当にお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした」と謝罪した。
その上で、「私の中では数ある処罰の中でも一番重いものが該当する。つまりは除籍です」と除籍処分を党の総会にはかることを明らかにし、様々な人の心にもある優生思想を考えるための機会としたいと強調した」
そんな考える機会とするため、自党の代表のひとりとも恃んだ人物を(まあ一発アウトもので、そもそも選ぶなよそこまで不用意な奴をよ、という気はかなりするにせよ)使い捨てにする決断を示したわけで―。
…まあ、その。
そりゃあ自民党が勝ち続けるよね、という気はかなりする。だって除名ともなれば、再就職の世話なんてしないでしょ? できないでしょ? 自民さんは、問題発言でちょっと将来の目がなくなったらしい人を誰かしらのブレーンにつけるとか、なんとかしてるっぽい。そうでなくとも「コネ」でなんとか…どこかに潜り込ませるとかしてるんじゃないかな。
それらは確かに利権と腐敗の温床足りえるにせよ、『ダメな子分のケツ持ちは(ダメの程度にもよるが)するぞ』という意思表示の現実的な表れでもあり。そりゃあ「頼んますワ」と言いたくなる気持ちも分かろうというものだ。
そこらへんの種類のリーダーシップって、人間集団にはそりゃあ(そこそこは)必要なもんだと思うよ…。
…まあその。
そういう「自民党の舞台裏」も人治の非合理的部分だと非難することは、まあ、そりゃあ合理的ではあるのですが。とはいえ『なんか俺らの再就職に邪魔っぽいことが分かったから、お前を切り捨てるから☆ だってお前を切り捨てたほうが実入り、いいっぽいし☆』というのを前面に打ち出すのも人治の悪い面でないかなあと。
朝日新聞 れいわ山本代表「おわび」 命の選別発言のメンバー除籍 2020年7月16日 23時18分
「同党所属で、重度障害者の木村英子参院議員は15日、自身のホームページで「私は、今回の大西氏の発言は、決して許すことはできません。命の選別をさせないことこそが、私が目指す政治です」との声明を出した」
そこは同党所属の国会議員としては「我らが党の政治です」と言って然るべきかもなあ、という点はある。どの辺がこの党の統合理念なのか、もしやこの発言さえ有力個人議員のスタンドプレーなのではないか―という批判はありえる。まあ、この議員個人の見識としては、非難を受ける筋合いはない見解だし、スルーしてもいいんですが。とんでもない異分子が入り込みました、そんな異分子は排除しました―という瞬間の発言なので、できれば党のアピールしてくれると、同党所属議員候補さんたちにせめてもの追い風になるかなーとか。
「大西氏は3日、動画投稿サイト上で「どこまで高齢者を長生きさせるのか。命、選別しないと駄目だと思う」などと発言した。7日にはいったん「浅はかな発言、大変申し訳ありませんでした」と謝罪し、動画を削除した。山本氏が10日、「彼の発言は除籍に値する」との考えを示すと、15日に一転して、「自分の言ったことを隠すのは本意ではないので、再度公開します」と動画を再投稿した」
…再教育してから放流しろよ、リクルートした責任は取れや、という批判は、まあ…ありえる。そのリソースがないだろうことも…おそらくは事実かなあとも思われるけど。
政権奪取時、当時の民主党ほどの規模でさえ、急速に膨張した一回生議員の教育に手を回しきれなかったということだし。
ちょっと探りを入れた感じだと、NHKぶっつぶす会とかれいわ新選組とか、年長者組からはやや軽視されがちな小党派の若年者支持って、そこそこあるみたいなんですよね。
NHK れいわ新選組 「命を選別しないと」発言のメンバー除籍処分に 2020年7月17日 1時17分
「山本代表は記者会見で「発言によって恐怖を感じた人に対し、心よりおわびを申し上げたい」
恐怖はある意味、問題ではない。どういった発言であろうと、その(排除)対象となる存在については恐怖の対象となるのであって、恐怖一般を理由にするのはいささか筋が悪い。まあ、今回の例だと発言者側の筋が悪すぎるので、その時点でほとんど説明不要にアウトといえばその通りだが。
「れいわ新選組が次の参議院選挙への擁立を検討していた党のメンバーは、動画投稿サイトで「命を選別しないとだめだと思う。選択するのであればもちろん高齢の方から逝ってもらうしかない」などと発言しました。
これを受けれいわ新選組は16日、臨時の議員総会を開いて対応を協議し、発言は党の精神や基本政策に反するなどとしてメンバーを除籍処分とすることを決めました」
そして除籍処分とまでいけば、これは相当なものである。そのコミュニティからの死刑判決・執行と譬えることができるだろう。となると、そうした重い決断に対していかなるセフティがついているのか―ということは問題となろう。
Buzzfeed れいわ新選組の迷走 大西つねき氏の「命の選別」発言に党内からも批判 なぜ除籍処分は遅れたのか 2020年7月16日
「7月7日、山本太郎代表は、「大西つねき氏の動画内での発言について」とする声明を党のウェブサイトで公開した。
「大西つねき氏の動画内での発言は、れいわ新選組の立党の精神と反するもので看過することはできない」と冒頭で述べながらも、「一方でそのことによって、大西氏を除名するという判断はこちらにとっても簡単なことではあるが、それでは根本的な解決にはならない」と除籍処分はしないことを匂わせた」
とまあ、10日ほど前の対応を一転させた。
「その上で、「大西氏には、命の選別の問題に生命尊重の立場から、取り組んでいらっしゃる方々にレクチャーを受けて頂き、命について真摯に向き合うチャンスを与えたいと思う」と再教育することを示し、「人は変われる。私はその力を信じたい」と締めくくった」
という見解を覆したことで、罪ある発言をした者には変わるチャンスを与えることなく、変わる力を信じることなく、レクチャーをするコストを支払うことなく済ませることにした―ことになる。
「10日の動画生中継では山本代表は一転、「この言葉を聞いて恐ろしい気持ちになった方々、多くいらっしゃると思います。本当にお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした」と謝罪した。
その上で、「私の中では数ある処罰の中でも一番重いものが該当する。つまりは除籍です」と除籍処分を党の総会にはかることを明らかにし、様々な人の心にもある優生思想を考えるための機会としたいと強調した」
そんな考える機会とするため、自党の代表のひとりとも恃んだ人物を(まあ一発アウトもので、そもそも選ぶなよそこまで不用意な奴をよ、という気はかなりするにせよ)使い捨てにする決断を示したわけで―。
…まあ、その。
そりゃあ自民党が勝ち続けるよね、という気はかなりする。だって除名ともなれば、再就職の世話なんてしないでしょ? できないでしょ? 自民さんは、問題発言でちょっと将来の目がなくなったらしい人を誰かしらのブレーンにつけるとか、なんとかしてるっぽい。そうでなくとも「コネ」でなんとか…どこかに潜り込ませるとかしてるんじゃないかな。
それらは確かに利権と腐敗の温床足りえるにせよ、『ダメな子分のケツ持ちは(ダメの程度にもよるが)するぞ』という意思表示の現実的な表れでもあり。そりゃあ「頼んますワ」と言いたくなる気持ちも分かろうというものだ。
そこらへんの種類のリーダーシップって、人間集団にはそりゃあ(そこそこは)必要なもんだと思うよ…。
…まあその。
そういう「自民党の舞台裏」も人治の非合理的部分だと非難することは、まあ、そりゃあ合理的ではあるのですが。とはいえ『なんか俺らの再就職に邪魔っぽいことが分かったから、お前を切り捨てるから☆ だってお前を切り捨てたほうが実入り、いいっぽいし☆』というのを前面に打ち出すのも人治の悪い面でないかなあと。
朝日新聞 れいわ山本代表「おわび」 命の選別発言のメンバー除籍 2020年7月16日 23時18分
「同党所属で、重度障害者の木村英子参院議員は15日、自身のホームページで「私は、今回の大西氏の発言は、決して許すことはできません。命の選別をさせないことこそが、私が目指す政治です」との声明を出した」
そこは同党所属の国会議員としては「我らが党の政治です」と言って然るべきかもなあ、という点はある。どの辺がこの党の統合理念なのか、もしやこの発言さえ有力個人議員のスタンドプレーなのではないか―という批判はありえる。まあ、この議員個人の見識としては、非難を受ける筋合いはない見解だし、スルーしてもいいんですが。とんでもない異分子が入り込みました、そんな異分子は排除しました―という瞬間の発言なので、できれば党のアピールしてくれると、同党所属議員候補さんたちにせめてもの追い風になるかなーとか。
「大西氏は3日、動画投稿サイト上で「どこまで高齢者を長生きさせるのか。命、選別しないと駄目だと思う」などと発言した。7日にはいったん「浅はかな発言、大変申し訳ありませんでした」と謝罪し、動画を削除した。山本氏が10日、「彼の発言は除籍に値する」との考えを示すと、15日に一転して、「自分の言ったことを隠すのは本意ではないので、再度公開します」と動画を再投稿した」
…再教育してから放流しろよ、リクルートした責任は取れや、という批判は、まあ…ありえる。そのリソースがないだろうことも…おそらくは事実かなあとも思われるけど。
政権奪取時、当時の民主党ほどの規模でさえ、急速に膨張した一回生議員の教育に手を回しきれなかったということだし。
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