空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

ソマリランドは東サナーグ,Badhan市の支持を受ける:ソマリア

2007-11-26 12:50:32 | ソマリア関連
 サナーグ県東部,Badhan市指導部は火曜,プントランドへの支持を取り下げ,自らはソマリランドに属すると宣言した。

 Badhan市長Ahmed Mohamed Osman氏は11月20日,「この領域における最近の事態の発展に鑑み決断がくだされた」と儀式で語る。

 ガローウェ政府は当該地域の発展に失敗し,その要請を無視し,結果プントランドの一部たる信頼を失った,と市指導者は語る。

 Badhan市民兵指導者Abdi Gureyは,プントランド支持であったが,火曜日の儀式で民兵はBadhan及び当該地域防衛に責任があり, 全部隊は火曜日から「ソマリランドに忠実な軍」であると発言。

 ソマリランドは最近,スール・サナーグ東部の再吸収に着手し,またこの動きは地元住民に歓迎されている。

 該地域のソースは,ソマリランド要員がBadhanで仕事を始めたことを確認。市庁にはソマリランドの国旗が翻っている。

 またソマリランド軍からの強力な一部隊がサナーグのErigavoの基地から発し,Badhan市近くに基地を設営したという。

 以上,SomalilandTimes Badhan District In Eastern Sanag Embraces Somaliland Badhan, November 24, 2007 (SL Times)を大雑把に訳してみました。

 事態はソマリランドに圧倒的に有利に動いている様子。私事にて極めて多忙な中,あえて記事を書くのも無理はない,大ニュースと言うべきかと思います。

 一応…プントランド大統領は,一か月以内のスール奪回を宣言しておりまして,その予定からしてそろそろ奪回作戦が動かなきゃいけない時期です。
 そんな中の,一都市丸ごとの寝返り宣言。ソマリア三国志は,地味ながら地元的にはダイナミックに動いております。

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