普通は「敬した風を装いながら遠ざける」対応をしていないかな

弁護士ドットコム 「女性専用車両」反対派とカウンターが渋谷駅前で衝突、「帰れ」コール響き騒然 2018年02月24日 17時10分

「JR渋谷駅のモヤイ像前で2月24日午後4時頃、「女性専用車両」に反対する一団とカウンターが衝突。カウンターの「帰れ」コールが響き渡り、辺りは騒然となった。反対派は、緑の法被の男性2人と同調者数名。これに対し、カウンターは男女50人ほどいた」

「午後4時半頃、警官6人に促され終結。カウンターが活動をさせなかった形だ」

　つまり、警察さんに話を通していないゲリラデモであったものか。まあ、そりゃ宜しくない。

　読むべきところは、花の東京、渋谷駅前などというアクセスのよさそうなところで高々「男性2人と同調者数名」しか集めることのできなかった推定「女性専用車両に反対する会」の動員力ではなかろうか。『エターナルメロディー』ファンのほうが集まりいいんじゃなかろうか。試してはみないけれど。

　本気で動員力・知名度に問題があるのであり、先日の「女性専用車反対派・実力行動の例（2018-02-16）」の段階で「「女性専用車両に反対する会」は、カウンタ設置2003年10月2日、私のアクセスの時点で952,809。年間6万アクセスくらいか。一日200アクセスに達しない程度」だったのである。

　この9日ほどでどれほどアクセスが増えたかといえば、先ほどのチェックで961691、さしひき8882アクセスを9で割れば、1日あたり987ほど。つまり、一日あたりのアクセス数が5倍になったが、…この数は、そこらのブロガーにも劣るのではなかろうか。

　ともあれ、新聞沙汰を起こすほどに人的資源が強化され、頑張った結果、一日あたり1000アクセスをたたき出すほどに注目されたというわけなのだが。

　その運動の水準というのは、渋谷駅で10名に足りない動員を実現し、警察に話を通すこともない・できない・思いつかない水準であるらしく、相手するだけ先方の広報になっているだけなのと違うかなという気もする。

　また、社会的に極少数派であり、わざわざ圧殺するほどの手間をかける価値はどこまであるかなあとか、それを敢えてするほどの思想的・政治的必然性はどこまであるかなあという疑問もなきにしもあらずではなかろうか。

　ほら、東京を歩くと、「アベ政治を許さない！」って缶バッジやステッカーや…をバックパックや服やポケットや…にラブライバーばりに飾り付けた人が歩いているのをみることがあるが、あれをいちいち圧殺する右翼というのは、そんなにいるものだろうか。あえて圧殺するコストパフォーマンスはどうだろうか。

　おもうにひとは、「敬した風を装いながら遠ざける」という態度で日常を過ごしてはいないだろうか、そういうのに出会った場合。