空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

ブラジル:homophobiaとtransphobiaは犯罪であると認める方向

2019-05-26 23:31:28 | Newsメモ
BBC Majority in Brazil's top court to make homophobia and transphobia crimes 24 May 2019

A majority in Brazil's Supreme Court has voted in favour of making homophobia and transphobia crimes.

Six out of 11 judges voted to consider discrimination against gays and transgender people equivalent to racism.


 ああ、これはご尤もでしょうな、人種差別と同類であるというのは。

The Catholic Church and the evangelical movement are frequently critical of gay rights and far-right President Jair Bolsonaro, elected last year with strong support of conservative voters, is a self-described homophobe.

 とまあ、ボルソナロ氏のアレコレの発言との整合性が求められるかもしれないが、そこは―かまやしないのじゃないかな、という感は多少。個人的な好悪の情なんかは仕方がないことで―だって幼少時に男女差別的な絵本等々で教育を受けちゃって「三つ子の魂」だもんという言い方だってある―、それをいちいち矯正しようというのはファシズムやなんかに近いじゃないか、と非難もできる。

 問題は、黒人であるが故に軍人になれないとか。黄色人種であるがゆえに学校に入れないとか、ゲイであるが故にケーキ屋さんになれないとか、そういう「おまえ正気か?」と(今なら)思えるような差別がなされないこと、可能であれば制度的に無差別を保障したいこと―にあるはずだ。

 だから、ボルソナロが個人的にゲイ嫌いであっても、ゲイであること故にある人物の職を奪ったりなんだり、しなけりゃあ、個人の好悪の問題であるとしてもよい。いや大統領があまりに公然とそーゆーことを言い過ぎるのは差別の助長になりかねないんで、そもそも宜しくないだろうが。

 …この点は、私については、私は性的な話を公然とするのは好きじゃないので、わざわざ公然と己の趣味を言い立てるボルソナロに好感をもたない。そのため、ボルソナロに対する点が低くなり勝ちかもしれない点は注意したい。

"Homophobic crimes are as alarming as physical violence," Supreme Court Vice-President Luiz Fux said on his vote, citing "epidemic levels of homophobic violence".

 なので、それなりの保護なり、精神的・倫理的な価値を公布する必要はあろう。

【LGBT問題】

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