TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

おいしい卵

2015年05月02日 | その他
先日の同期の会で、「おいしいものを食べようと思ったら、やっぱり自分で作らないと…」と言ったところ
「たまにしか作らないからそういうこと言えるのよね。毎日作る人の身にもなってみてよ」と、女性軍から非難ごうごうでした。女性軍のご指摘ごもっともです。

「自分で作らないと…」の真意ですが、私のところは共働きなものですから、お互いに仕事が忙しいときにはスーパーのお総菜や店屋物になってしまいます。コンビニの弁当もそうですが、たまに食べる分にはインパクトのある味でいいのでしょうが、続くと飽きてしまいます。ですから、おいしいものを食べたいなと思ったら自分の好みにあったものを自分で作るのがベストなわけです。別に手の込んだものを作るわけではありません。

例えば卵…。



訳あって父が私に買ってくれた雲仙ブランドの卵ですが、この卵が実にうまい!
熱々ご飯にシンプルな卵かけご飯と味噌汁。これだけで十分です。

また、先日「秘密のケンミンSHOW」でも紹介された五島うどんの地獄炊きにも最高の卵でした。



地獄炊きは、ゆでたうどんをそのまま溶き卵と生醤油にからめて食べるといったシンプルな食べ方です。私の場合、溶き卵に市販の濃縮2倍のめんつゆを加えるのがポイントになりますが、これが実にうまいのです。
卵かけご飯や、五島うどんの地獄炊きは一例です。これらも続けば同じように飽きるわけでしょうが、その時その時の体調で、自分が食べたいと思うものがお店にない場合、時間をかけてでも自分で作るという行為もいいなと最近思うようになったわけです。
「どうせたまにでしょう」と陰の声が聞こえてきそうですがその通りです…


ところで、この卵は85歳になる父が私に買ってくれたものです。私は毎月定期的に父を病院に連れて行っています。この前の病院の帰り、時間がなかったので父を車に残して買い物を済ませようとしたら、父が車から降りてきて店の中を物色し、卵を2パック手に持って混雑しているレジに並びました。早く職場に戻らなければと焦っていたものですから、帰りの車中私は不機嫌でした。帰りしなに私に「食べなさい」と卵を渡されて、「(時間がないのに)もお…」とその時は思ったのですが、その夜、20個の卵をしみじみと見てたら涙が出ました。そんな卵だから余計においしく感じたのかも知れません。

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