TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

多良岳サバイバル登山?

2015年05月05日 | 山(県内)

(色鮮やかなミツバツツジ)


(ツクシシャクナゲのつぼみ)


ここ数年、連休の登山は渋滞を避けて近くの多良岳と決めている。

黒木に車を駐め、さあ出発しようと思ったらザックを忘れてきたことに気づいた。痛恨のエラーである。
大村市内に買いに行くにしても時間のロスが大きすぎる…。そこで車の中を探して洗濯物を入れるランドリーバックを発見し、それに必要最低限の弁当と水筒、非常食という名のおやつ、ウインドブレーカーを入れて肩に掛けて登ることにした。ちょっとしたサバイバル登山である。


必要最低限の荷物(ほとんどが食料)


意外とコンパクトに収まった


ところがだ、5分と歩かないうちに異変に気づく。袋がビニール製のため重みに耐えきれず絞り口のところが切れかかってきた。さあどうする、天山歩荷…。



原因は水が重いせいである。切れかかったバッグでは、とても登山には耐えられない。車の中にシューズ袋があったのを思い出し引き返す。手に持って登るのは大変なのでテントの張り綱を使って腰にさげることにした。(ロープや細引きの類いはアトレーキャンピングに常時積んでいる)
「窮すれば通ず」とはよく言ったものである。


こんな感じ。ウエストバッグだけでもあったのが不幸中の幸い(これにはカメラと貴重品)。

他の登山者の目にはどう映っただろうか。

持って行くはずのザックに入れていたのは、雨具、ストーブ、コッフェル、カップラーメン、マグカップ、ヘッドライト、医薬品、地図、コンパス、替え着、エアー座布団…。結局これはないならないでもよかったということか。ただし、天気が晴れと確定している地元多良岳の場合。
(「山をナメとんのか!」と0先輩の声が聞こえてきそう…)


シャクナゲを見るなら舞岳コースに限る(はずであった…)。例によってマムシ草のお出迎え。今年もあえてよかったね…


今年はシャクナゲの裏年なのか、例年の半分も咲いていなかった。また、4月が暖かすぎたせいか花の盛りを過ぎていた。そういう中やっと見つけたツクシシャクナゲ。




ピンチを救ってくれたシューズ袋と張り綱。


そのおかげで食べられたお弁当。本日は赤飯とあじの南蛮漬け。本当はこれにカップ麺が付く予定であった…。


舞岳の後に登った経ヶ岳。


細々と流れる様から命名された「そうめんの滝」 2月に登ったときには凍りついていた → 「ソウメンの滝


西岳を経由して西野越。夏に黄色い花を咲かせるオオキツネノカミソリの群生。夏に向けて青々と葉を茂らせていた。ここから黒木に下山。


無事に下山できたことに感謝。


【本日のコース】

黒木 → 舞岳 → 経ヶ岳 → 平谷越 → 中山越 → 笹岳 → 西岳 → 西野越 → 黒木

コメント

「あざみの歌」

2015年05月05日 | 上山の四季
上山で見つけたアザミ。








山の詩に「あざみの歌」があります。ワンゲル時代のてっちゃんの歌の本にも載っていました。当時はほとんど歌っていませんでしたが、ある日、倍賞千恵子さんが歌う「あざみの歌」を聞いていっぺんで好きになりました。この歌詞に描かれている女性は倍賞さんのような方でしょうか。また、彼女の清らかな歌声を聞いていると、心がどんどんと澄んでいきます。



 「あざみの歌」 
         作詞:横井弘 作曲:八洲 秀章


 山には山の うれいあり
 海には海の 悲しみや
 まして心の 花園に
 咲きしあざみの 花ならば

 高嶺の百合の それよりも
 秘めたる夢を ひとすじに
 くれない燃ゆる その姿
 あざみに深き わが思い

 いとしき花よ 汝はあざみ
 心の花よ 汝はあざみ
 さだめの道は 果てなくも
 かおれよせめて わが胸に



倍賞さんの歌声はここで。 → 「あざみの歌

コメント