TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

なため(鉈目)

2013年01月25日 | 山にまつわる話
私たちは歌っていなかったが、山の歌に「鉈目(なため)」がある。
明治大学ワンダーフォーゲル部の部歌だ。
(歌の方はネットで容易に探すことができる。)


「なため」 作詞・作曲: 小林 碧

一  森深く 迷いたどれば
   古き鉈目は 導きぬ
   人の心の しみじみと
   懐かしうれし 木暗き径に

二  岨茨(そばいばら) いかにありとも
   努め拓きて ともどもに
   愛のしるべを 刻みつつ
   仰ぎて 行かん 真白き峰を

【語注:広辞苑より】
・鉈目(なため):はっきりした道がない森林で、山中生活者・登山者などが
          樹木の幹に鉈でつけた目印。
・岨(そば)  :山の切り立った斜面



写真は道標(みちしるべ)。山の中でこれほど心強いものはない。
道に迷ったかなと思ったときに、目印の赤いテープやケルンを見つけると
何ともいえない安堵感につつまれる。
暗い森の中、不安でいっぱいの時に見つけた鉈目、
よくぞここにと、うれしさとともに感謝の気持ちがわいてくる。

これから進もうとする道は、鉈目さえもついていないかも知れない。
いかに困難が待ち受けていようとも、志を忘れず誠を尽くし、
夢に向かって一歩、一歩と進んでいこう。
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1 コメント

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なため (suwvhochiminh)
2013-01-26 06:24:40
聞かせていただきました。とてもいい歌です。「迷いたどれば古き鉈目は導きぬ」

これからどんな困難が待ち受けているかもわかりませんが、K.Hが言うとおり「誠意を尽くせば、必ずや道は開ける」と思って進んでいきます。
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