TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

長崎探訪1 聖福寺

2020年03月29日 | 吉井勇
先週のこと、3連休の中日に長崎市内を探訪した。
多良岳のマンサクも頭をよぎったが、長崎への思いが勝った。
目的地は、聖福寺、稲佐山、浦上水源地3か所だった。

聖福寺は街中にある。車を近くの長崎市歴史文化博物館に停めて歩いていくことにした。
その歴史文化博物館だが、中は閑散としていた。

ホール


売店


新型コロナの影響だろう。

そこから歩いて5分の所に聖福寺はあった。


最近では、さだまさしの映画「解夏」のロケ地として話題になったが、幕末には坂本龍馬も訪れた史跡でもある。

境内の土塀が趣深い。


こちらは不用品を積んで築いたアート風(失礼!「芸術品」だそうだ)






これは屋根に使われていたものの再利用か?


聖福寺大雄宝殿


堂の扉には桃が彫られている。


この隣にある鐘楼の入り口にも桃が。


アップ


桃を扉にレリーフしているのは、桃を縁起の良い果物としている中国文化の影響によるものだろう。

これは…


木彫りの巨大な魚(「魚板」)は、これを木の棒(下の写真矢印)でたたいて食事の時間を知らせるものだそうだ。


その「魚板」を詠み込んだ吉井勇の短歌 「もの思へば魚板の音もうらがなし海西法窟のはるのゆふぐれ」
(吉井勇「夜の心」長崎紀行より)

弥勒菩薩?(黄檗宗では布袋様は弥勒菩薩の化身とされるそうだ)




石門


そして


これぞこれ!
今回の長崎探訪の目的の一つ、「じゃがたらお春」の石碑。



- 続く -
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