今回は4番、5番についてです。「南に遠く」を求めるきっかけとなった、
「こうちょう」、「きょうとう」、「えんりょう」の言葉はご覧の通りでした。
(四) 宴の園に散る花は
又来ん春は咲くとても
三とせの春の過ぎゆかば
候鳥の身の君と我れ
火の翼もてかけりゆく
空のかなたを思はずや
(五) 狂踏の譜に春闌けて
乱舞の曲に秋逝けば
炎涼ここにいくとせぞ
青史は香る六寮に
命も若き旅の子の
自治の宴の深まりぬ
自治の宴の深まりぬ
やっとの思いで、ここにたどり着くことができました。足でしか稼ぐことのできなかった情報です。漢字が分かったので、意味を調べることができました。
「こうちょう」は「候鳥」、渡り鳥の意。
「かけりゆく」は「翔りゆく」で、鳥が空高く飛んでいくということ。
「たけて」は「闌けて」、真っ盛りになること。たけなわ 。
「逝く」は年月、時日が経過すること。
「えんりょう」は「炎涼」、暑さと涼しさ。
「せいし」は「青史」で、歴史や事実の記録の意味。昔、青竹の札に書いたことに由来しています。
5回に渡って「南に遠く」についてを綴りました。
「南に遠く」を求めて佐賀に遠征したことは、ブログを中断していた7か月の中で、一番思い出深いことでした。
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